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平成15年度1次試験解答:運営管理

設問11

解答:イ(a とd)

ナノテクノロジーに関する問題である。
次の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) ナノテクノロジーで扱う領域の大きさは、おおよそ10−6〜10−9m である。
→○
(b) ナノテクノロジーは、半導体加工という特定の領域を対象とした技術である。
→×:半導体という特定の領域だけを対象にした技術ではない。バイオテクノロジー、エネルギー、医療などあらゆる領域を対象とした技術である。
(c) ナノテクノロジーには、ボトムアップと言われる、大きな物質を削って小さなものにして行く手法がある。
→×:大きな物質を削って小さなものにして行く手法はトップダウン方式である。ボトムアップ方式とは原子や分子を正確に組み合わせることで新しい機能を持った材料を作っていく方法のことである。
(d) レーザービームを用いた超微細加工技術はナノテクノロジーの主要な技術の1つである。
→○

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設問12

解答:ウ

(ア)コージェネレーションとは、有機性廃棄物にメタン発酵処理を施してバイオガスを得るシステムのことである。
→×:コージェネレーションとは、発電の際に生じる熱を、暖房・冷房・湯沸しなどに使うエネルギー利用方法のことである。
(イ)化学的酸素要求量(COD)とは、生物が生命を維持するのに必要な最低限の酸素量のことである。
→×:化学的酸素要求量(COD : Chemical Oxygen Demand)は水の汚れを表す指標である。
(ウ)有機性廃棄物の処理法の1つである堆肥化は、不安定有機物の分解、炭素率(C/N)の改善、細菌・害虫等の不活性化を主目的としている。
→○
(エ)産業廃棄物の最終処分場には、「遮断型処分場」、「管理型処分場」の2種類がある。
→×:産業廃棄物の最終処分場には、「安定型処分場」「遮断型処分場」、「管理型処分場」の3種類がある。

(1)安定型処分場
安定5品目(廃プラスチック類・金属くず・ガラス陶磁器くず・ゴムくず・がれき類)の、性質が安定している産業廃棄物を処分する。
(2)遮断型処分場
重金属や有害な化学物質などが基準を超えて含まれる有害な産業廃棄物を処分する。有害物質を含む漏水が周辺の一般環境へ漏洩しないように、厳重な構造設置基準(コンクリートで周囲を覆うなどの遮断対策など)・保有水の漏出管理が厳重に行われる。
(3)管理型処分場
安定型処分場で処理する区分以外の産業廃棄物を処分する。ゴムシートなどによる遮水措置、排出される水の処理施設等が設置され管理される。

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設問13

解答:イ

建築基準法に関する問題である。

▼建築基準法第1条第15号

大規模の模様替 建築物の主要構造部の1種以上について行う過半の模様替をいう。

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設問14

解答:イ

都市計画法に関する問題である。

▼都市計画法第8条

都市計画区域については、都市計画に、次に掲げる地域、地区又は街区で必要なものを定めるものとする。

設問15

解答:ウ

中心市街地活性化法に関する問題である。
【解答群】
(ア)この法律では、中心市街地に集まる一般消費者等の多様かつ高度な需要に即応し て、最終消費財の製造・加工の事業や、物に体化された形態による役務の提供の事業を営む、商業と密接に関連したものとしての都市型新事業も支援対象としている。
→○
(イ)この法律において、基本計画は市町村が作成する。また、民間事業者等が作成する事業計画を国が認定し、支援を行う。
→○
(ウ)この法律において、「中心市街地」とは、その存在している市町村の人口が相当数あり、その中心としての役割を果たしている市街地であることが要件の1つとさ れている。
→×:中心市街地活性化法案第2条の市街地の要件に市町村の人口に関する記述は無い。

▼中心市街地活性化法案第2条
1.当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は経済活動の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であること
2.当該市街地において市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること
3.「当該市街地において市街地の整備改善及び商業等の活性化を一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること

(エ)この法律は、市街地の整備改善および商業等の活性化を一体的に推進するための 措置を講じている。
→○
(オ)リノベーション補助金は、中心市街地活性化法の認定を受けた計画に基づき行われる中心市街地等商店街・商業集積の活性化に資する施設の整備に対して補助が行われるものである。
→○:リノベーション補助金とは、中心市街地等の商店街・商業集積の活性化を図るための補助金である。
詳細はリノベーション補助金とはを参照して下さい。

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設問16

解答:ウ

大店立地法に関する問題である。

(ア)大型店の出店によって生ずる交通混雑などを緩和しようとしている。
→○
(イ)出店する大型店の地域社会への適応を要請している。
→○
(ウ)「街づくり」の観点から大型店舗の立地を変更させることができる。
→×:意見・勧告はできるが立地を変更させることまでははできない。
(エ)「街づくり」を有効に推進する法的根拠の1つとなるものである。
→○:まちづくり3法の1つである。

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設問17

解答:ア

店舗立地に関する問題である。

(ア)競合関係は立地条件の要素ではない。
→×:一般的に競合相手が多い場合は高収益を確保することが困難になる為、競合関係は立地条件の重大な要素である。
(イ)商圏の大きさや交通量は立地条件の要素の1つである。
→○
(ウ)人口密度、人口増減は立地条件の要素の1つである。
→○
(エ)大都市地域においては、従業員の居住地は立地条件の第一義的な要素ではない。
→○

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設問18

解答:ウ

照明に関する問題である。

(ア)色温度の扱い方で商品価値を演出する効果は変わる。
→○:色温度の扱い方によって商品価値は変わる。
(イ)照度は距離の二乗に反比例する。
→○:この法則を距離の逆2乗の法則という。
(ウ)照明器具の選択には直接照明と間接照明の2種類を考慮すればよい。
→×:直接照明、間接照明、半間接照明、拡散照明、局部照明などがある。詳細は照明方式を参照して下さい。
(エ)店舗の必要照度は、業種、業態によって異なる。
→○

設問19

解答:エ

什器に関する問題である。

【解答群】
(ア)ウォークインクーラー: ビール
→○:ウォークインクーラーとは、コンビニエンスストアで数多く使用されている。名称の通り、店内の裏側に店員が歩いて中に入って商品の補充が可能な冷蔵庫である。
(イ)ガラスケース:宝石
→○:宝石や貴金属などの高価な商品はガラスケースに陳列するのが一般的である。
(ウ)ゴンドラ: 缶詰
→○:ゴンドラとは、数段の棚のある陳列台である。
(エ)トルソー :ハムソーセージ
→×:トルソーとは次のようなもので主にファッション店で用いられる陳列方法である。ハムソーセージなどでは用いない。
トルソー
(エ)リーチインクーラー: ワイン
→○:リーチインクーラとは、冷凍・冷蔵庫であり、店内側の前面の扉が開いて商品の補充を行うものである。

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設問20

店舗の構成 売り場レイアウトストアコンセプトに関する問題である。

【解答群】
(ア)一度に見ることのできる間口のユニット寸法は異なるが、通常90cm で考えればよい。
→○:間口のユニット寸法は通常90cm である。
(イ)巡回性を高めるため、店内各所に顧客の目を引くマグネットポイントを設ける。
→○マグネットポイントとはお客様をひきつけ、売場の隅から隅まで歩かせるための誘導ポイントのことで、次の絵のようなものである。
解答
(ウ)店舗戦略の基本理念を表すものがストア・コンセプトである。
→○:ストア・コンセプトとは一般的に、店舗戦略の基本的な理念を表すものである。
(エ)店舗の外観(ファサード)はパラペットのことである。
→×:パラペットとは店舗の外観(ファサード)のことではなく、店舗建物の屋上あるいは建築物の上方につける欄干様の壁、胸壁のことをいう。

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