平成15年度1次試験問題:中小企業経営・中小企業政策
設問26
信用保証協会について述べた下記のa〜c について、その正誤の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a | 個人・法人に対する無担保保証の限度額は2、000万円である。 |
b | 一般保証の保証料率は長期プライムレートに連動している。 |
c | 私募債の保証も行う。 |
【解答群】
(ア) A:誤 B:誤 C:誤 (イ) A:誤 B:誤 C:正 (ウ) A:誤 B:正 C:誤 (エ) A:正 B:誤 C:正 (オ) A:正 B:正 C:誤
設問27
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。
A 市(人口10万人)にあるB 商店街は、A 駅前から南北方向、800メートルに伸びる広域型商店街である。近年B 商店街では商店の廃業が続き、空き店舗が急速に増加している。現在、B@商店街振興組合では、A商店街の空き店舗を活用して保育サービス施設の設置・運営を計画している。
(設問1)
文中の下線部@に関する記述として、最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア)1地区に1組合しか設立できない。
(イ)株式会社への組織変更が可能である。
(ウ)議決権は出資に比例する。
(エ)中小企業等協同組合法に基づく組合制度である。
(設問2)
文中の下線部Aに関して、この事業の立ち上げに係る改装費や家賃補助を支援する施策として、最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア)コミュニティ施設活用商店街活性化事業
(イ)中心市街地等商業活性化支援事業
(ウ)中心市街地等商店街・商業集積活性化施設等整備事業
(エ)中小商業活性化総合補助事業
設問28
流通に関する下記のケースのうち、「地域中小企業物流効率化推進事業」の対象として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) A 県の家具卸売業者の組合が、組合員アンケートや顧客調査を実施するとともに講師を招いての勉強会を開催して、卸売機能強化のための物流共同化の方向性を明らかにする。 (イ) B 県の輸送用機械器具卸売業者の組合が、小売業者との商取引の効率化を図るため、売上のオンライン決済システムを設計する。 (ウ) C 地方5県の菓子卸売業者の組合が、本事業を活用して、実験的に共同配送を実施し、共同配送システムの改善を行う。 (エ) 文具卸売業D 社(本社E 県)が、E 県内の複数カ所に存在していた自社の物流センターを1カ所に集約し、物流費用の削減を図る。
設問29
以下のグラフは、3つの組合制度の組合数の推移を示したものである。グラフ中の組合制度A、B、C の組み合わせとして最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア) A:企業組合 B:事業協同組合 C:商店街振興組合 (イ) A:事業協同組合 B:商店街振興組合 C:企業組合 (ウ) A:商店街振興組合 B:企業組合 C:商工組合 (エ) A:信用協同組合 B:協業組合 C:事業協同組合
設問30
下記のア〜エのケースのうち、「小企業等経営改善資金融資制度」の対象として、最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア)印刷業者(常時使用する従業員10人の株式会社)が新型の印刷機を導入する。
(イ)クリーニング業を営む個人事業者(常時使用する従業員5人)が新たに配達用車両を導入する。
(ウ)食品スーパーを営む個人事業者(常時使用する従業員10人)が店舗改装を行う。
(エ)人材派遣サービス業者(常時使用する従業員10人の有限会社)がコンピュータを導入する。