平成19年度1次試験問題:企業経営理論
設問36
ある製品カテゴリーにおいて、市場開拓に最初に成功したブランドは競争優位を 確保することができる。これに関して、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) このブランドから他へブランドスイッチすると、すでに購入した関連商品を改めて買い直すこともある。 (イ) このブランドでその製品カテゴリーを初めて知った場合には、そのブランドの属性が製品選択の基準を形成しやすい。 (ウ) このブランドの使用体験や消費体験によって、そのブランドへのロイヤルティが形成されやすい。 (工) このブランドの持つ属性と類似の属性を持つ他社製品に接すると、その他社製品は改良された優良なものであると知覚されやすい。 (オ) このブランドは消費者に長期間露出されることになるので、想起集合に入りやすい。
設問37
産業需要家に向けて人的販売を行う場合の特徴として、最も不適切なものはどれ か。
【解答群】 (ア) 顧客のニーズを把握して、その解決方法を提案することが有効である。 (イ) 販売員は、交渉相手から反論があったときは、それが正当でない場合、その旨を伝えることが必要である。 (ウ) 販売員は、交渉のなるべく早い段階で、発注を求めることが必要である。 (工) 販売の交渉においては、当事者間での利害関係を認識することが重要である。 (オ) 見込顧客の開拓のためには、既存顧客に潜在顧客を紹介してもらうのもよい。
設問38
インターネットを利用して広告を行う方法は、急速にその種類を増してきてい る。そのなかで、検索画面において、キーワードを入力すると、そのキーワードを 事前に登録した企業等の広告がWeb画面上に掲出される方式がある。これに関し て、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) キーワードおよびその関連語の並び順によって効果が異なることも多い。 (イ) キーワードの反応をみるための管理を的確に行うと、短時間でその効果を測定することもできる。 (ウ) 検索結果と広告が同一の画面に表示されるので、広告主のサイトへ誘引されやすい。 (工) この方式の広告は、主要な検索ページでは固定費が高く、主に大企業が出稿している。 (オ) 知りたいと思ったときに、そのことに関連する情報を提供してくれる広告に接触することが容易となる。