平成24年度1次試験問題:運営管理
設問6
産業用ロボットのアクチュエータに関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、ここでアクチュエータとは、ロボットの動力を発生させる機構であり、電気、油圧、空気圧エネルギーなどが利用される。
【解答群】 (ア) 空気圧を動力源とするものは、直接には回転運動が得られないため、直線運動から回転運動へ変換する装置が必要となる。 (イ) 空気圧を動力源とするものは、油圧より高精度な位置決めができる。 (ウ) 油圧を動力源とするものは、空気圧より大きな動力が得られる。 (工) 油圧を動力源とするものは、空気圧より物を高速に移動させることができる。
設問7
生産の管理方式のつであるオーダエントリー方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 後工程から引き取られた量を補充するためだけに、生産を指示する。 (イ) 受注時に、製造設備の使用日程・資材の使用予定などのオーダを割り付ける。 (ウ) 生産工程にある製品に顧客のオーダを引き当て、製品仕様の選択または変更をする。 (工) 製造命令書を発行するときに、その製品に関するすべての作業の指示書を同時に準備する。
設問8
物の流れの分析手法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) P-Qチャートは、横軸に製品種類Pをとり、縦軸に生産量Qをとって、生産量Qの大きい順に並べて作成される。 (イ) 運搬活性示数は、対象品の移動のしやすさを示す数で、バラ置きの対象品を移動する場合、@まとめる、A起こす、B移動する、という3つの手間が必要となる。 (ウ) 流れ線図(フローダイヤグラム)では、物や人の流れ、逆行した流れ、隘路、無用な移動、配置の不具合が視覚的に把握できる。 (工) 流入流出図表(フロムツウチャート)は、多品種少量の品物を生産している職場の、機械設備および作業場所の配置計画をするときに用いられる。
設問9
生産される製品の種類と量により、基本的なレイアウトのタイプは、一般に、製品固定型、製品別、グループ別、工程別の4つに分類される。レイアウトのタイプと生産される製品の種類・量との組み合わせにおいて、最も関連性の強いものはどれか。
【解答群】 (ア) 製品固定型レイアウト−多品種少量生産 (イ) 製品別レイアウト−少品種多量生産 (ウ) グループ別レイアウト−少品種少量生産 (工) 工程別レイアウト−中品種中量生産
設問10
発注方式における発注点と発注量の決定に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) (s,S)方式における発注量は、一般に、決められた在庫調査間隔での在庫量が発注点sを下回ったとき、補充点Sと在庫量の差として算出する。 (イ) 2ビン方式における発注点は、一般に、発注量と同じである。 (ウ) 定期発注方式における発注量は、一般に、I調達期間袷発注間隔O先までの払い出し量の予測値に安全在庫を加えて算出する。 (工) 定量発注方式における発注点は、一般に、調達期間中の平均的な払い出し量に安全在庫量を加えて算出する。