平成２０年度１次試験問題：運営管理
設問１
品質管理で用いられる管理図に関する記述として､最も不適切なものはどれか｡
【解答群】 （ア） p管理図は、不適合晶(不良品)の数を管理するために用いられる｡ （イ） X-R管理図は､デ-夕の平均値と範囲を用いた管理図である｡ （ウ） 管理図には､管理限界を表す線が措かれる｡ （工） 計量値の管理図は､ 一般にデ-夕が正規分布に従うことを仮定している｡
設問２
品質マネジメントシステム(JIS Q 9001)に示されている｢改善に関する要求事項｣ として、最も不適切なものはどれか｡
【解答群】 （ア） 継続的改善 （イ） 是正処置 （ウ） トレーサビリティ （工） 予防処置
設問３
マテリアルハンドリングの原則に関する記述として、最も適切なものはどれか｡
【解答群】 （ア） 活性荷物の原則は､荷物を活性の低い状態において安定させよ､ということである｡ （イ） 自重軽減の原則は､運搬の対象物の重さをできるだけ減らせ､ということである｡ （ウ） 重力化の原則は､物の運搬に重力がかからないようにせよ、ということである｡ （工） 継目の原則は､運搬の過程で移動の終点と次の移動の始点との間で取り扱いの手間を少なくせよ、ということである｡
設問４
稼働分析の手法であるワークサンプリングに関する記述として､最も不適切なものはどれか｡
【解答群】 （ア） 1名の観測者で､多くの観測対象の観測ができる。 （イ） 確率論の考え方が基本となっている。 （ウ） 作業の時間値を直接得ることができる｡ （工） 連続観測法と比較して､労力が少なくて済む｡
設問５
標準時間設定の手法に関する記述として、最も適切なものはどれか｡
【解答群】 （ア） PTS法は､分析が容易な方法で、繰り返しの少ない作業に適した手法である｡ （イ） 実績資料法は､作業時間のデータを分類･整理して図表や式等にまとめたものを用いて標準時間を設定する方法で､同じ要素作業が含まれる作業に適した手法である｡ （ウ） ストップウオッチ法は、実際の作業を直接測定する方法で､繰り返しの多い作業に適した手法である｡ （工） 標準時間資料法は､過去のデータを基礎として標準時間を設定する方法で、繰り返しの少ない作業に適した手法である｡