平成20年度1次試験問題:運営管理
設問6
作業速度(作業ペース)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 作業速度の要因には、努力(働く意欲)、熟練(技量)、条件(環境)などがある。 (イ) 作業速度は、身体動作の速度だけでなく、作業の難易度も含めて総合的に決まる。 (ウ) 標準より遅い速度で作業を行っているときには、レイティング係数の値が100(%)より大きくなる。 (工) レイティングは、実測の作業時間を、平均的な熟練度の作業者が持続可能な速度で行う時間に修正する手法である。
設問7
ある社員食堂において、食事をする人の流れの問題点を見いだしたい。
次の条件のもとで用いられる生産管理の分析手法として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。
【条件】
食事をする人は、出入り口から入り、食券を購入し、トレーを取り、カウンターで食事を受け取り、はしやお茶のエリアで必要なものを取り、席で食事をし、食器の載ったトレーを棚に返却し、出入り口から出る。
【解答群】 (ア) 稼働分析 (イ) 作業者工程分析 (ウ) 流動性分析 (工) レイアウト分析
設問8
ある設備の故障分布が下表のように与えられたとき、平均故障間隔として、最も近い月数を下記の解答群から選べ。
修理後故障が起こるまでの月数 | 故障間隔 |
1 | 0.15 |
2 | 0.05 |
3 | 0.10 |
4 | 0.15 |
5 | 0.20 |
6 | 0.35 |
【解答群】 (ア) 2 (イ) 3 (ウ) 4 (工) 5
設問9
自主管理活動に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 活動を行う理由の1つに、従業員の相互啓発の促進がある。 (イ) 企業組織における、上から下への命令系統を重視した活動である。 (ウ) 職場において、人を生かすことが特徴の1つとなっている。 (工) 品質管理、工程管理、設備管理、ミス防止、安全などに関連した活動も展開されている。
設問10
省エネルギー法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)で示されている、 「工場においてエネルギーを使用して事業を行う者の判断の基準となるべき事項」に関するものとして、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 人的エネルギー使用の合理化 (イ) 燃料の燃焼の合理化 (ウ) 廃熱の回収利用 (工) 放射、伝導、抵抗等によるエネルギ-の損失の防止