平成20年度1次試験問題:運営管理
設問36
商品予算策定に関する算出数値として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 5月計画売上高5,000万円、前年5月実績売上高3,000万円、前年5月実績月初在庫高4,500万円の場合に、在庫高対売上高比率法によって月初計画在庫高を算出すると7,500万円になる。 (イ) 原価が800円、売価値入率が20%の場合の値入額は、160円である。 (ウ) 原価値入率が150%のとき、売価値入率は60%である。 (工) 当月売上高予算4,500万円、年間売上高予算30,000万円、年間予定商品回転率が6回転である場合に,基準在庫法によって月初適正在庫高を算出すると7,000万円になる。
設問37
商品識別用コードに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) GDS(Global Data Synchronization)とは、商品を識別するために国際的に統一された14桁の共通商品コードである。 (イ) GLN(Global Location Number)とは13桁の国際標準規格の企業・事業所コードのことである。 (ウ) GTIN(Global Trade Item Number)とは、単品コードや集合包装晶コードを包含するあらゆる荷姿の商品を識別するためのコ-ドである。 (工) ITF(Inter-leaved Two of Five)とは、物流梱包などの外装などに表示されるバーコードのことである。 (オ) JAN(Japanese Article Number)とは、消費者購入単位の商品であれば、集合包装の形状であっても付番される共通商品コードである。
設問38
近年注目を浴びているXMLを利用したEDIに関する記述として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) UN/EDIFACTに準拠したインターネット対応の可変長メッセージである。 (イ) 各社が独自仕様をとりやすく、必ずしも全体の効率化に結びつかない。 (ウ) 拡張性が高いことが、かえって効率を下げる危険性があるため、標準化が必要である。 (工) システム導入は、 Webサーバーを構築すればよいので、比較的安価にできる。 (オ) 社内システムとの連携の際に、手作業が発生する場合が多い。
設問39
ターンアラウンド型取引業務に関する記述として、最も不適切なものは どれか。
【解答群】 (ア) オンラインの発注データが取引先で複写式の統一伝票に印字され、その内容が仕入伝票として小売業に帰ってくることをターンアラウンドという。 (イ) 月次の代金決済時に自社・取引先双方で売掛と買掛に相違がなくなることから、請求を省略することができる取引形態のことである。 (ウ) 出荷、受領.請求、支払などのデータ間の連携が可能になり、決済段階での不照合が生じた場合の原因追求ができる仕組みである。 (工) 商品が販売された時点で所有権が移転すると同時に債権・債務が発生する取引形態であることから、取引情報を交換する必要がない取引形態のことである。 (オ) 発注時に小売業が指定した取引番号をもとに,納品数量や受債情報が共有されることにより、請求・支払業務の効率化・正確化を図ることができる取引形態のことである。
設問40
次のEDIの通信プロトコルに関する記述を読んで、下記の設問に答えよ。
流通業界で古い通信プロトコルは、【 A 】であり、これは、漢字の使用が【 B 】である。後に, ISDN回線やデジタル回線用に日本チェーンストア協会が【 C 】を制定した。また、【 D 】用のプロトコルとして、JX手順やEDINT AS2が制定されている。
(設問1)
文中の空欄A〜Dに入る最も適切な用語の組み合わせはどれか。
【解答群】 (ア) A: H手順(JCA-H手順) B: 可能 C: J手順(JCA手順) D: VAN (イ) A: J手順(JCA手順) B: 不可 C: H手順(JCA-H手順) D: インターネット (ウ) A: J手順(JCA-H手順) B: 不可 C: 全銀手順 D: インターネット (エ) A: 全銀手順 B: 不可 C: H手順(JCA-H手順) D: 専用回線 (オ) A: 全銀手順 B: 可能 C: J手順(JCA手順) D: VAN
(設問2)
文中の下線部のJX手順とEDIINTAS2の説明として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) EDIINT AS2は、クライアントから通信を起動するため、リアルタイム処理を苦手としている。 (イ) EDIINT AS2は、取引量が少ない場合に効果的である。 (ウ) JX手順は、 EDIINT AS2と比べて、初期導入コストが比較的安価で済む。 (工) JX手順は、海外での適用事例が多い。