平成22年度1次試験問題:中小企業経営・中小企業政策
設問21
中小企業投資育成株式会社による中小企業支援内容として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 株式会社の設立に際して発行される株式の引き受け (イ) 金融機関の中小企業者向け貸付債権を束ね、証券として投資家に販売 (ウ) 新株予約権付社債の引き受け (工) 投資先企業の事業承継の支援
設問22
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
平成21年8月に施行された「地域商店街活性化法」は、商店街の活性化を図ることを目的として制定されたものである。この法律の第1条では、「【 A 】並びに地域住民の生活の向上及び【 B 】に寄与してきた商店街の活力が低下している」とし、「商店街振興組合等が行う地域住民の需要に応じた事業活動」に対する支援措置等について定めるとされている。
(設問1)
文中の空欄Aに入る語句として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 小売商業及びサービス業の振興 (イ) 小売商業の振興 (ウ) 中小小売商業及び中小サービス業の振興 (工) 中小小売商業の振興
(設問2)
文中の空欄Bに入る語句として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 居住環境の維持 (イ) 交流の促進 (ウ) 地域活性化 (工) 賑わい形成
設問23
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
高度化事業に対する融資の貸付対象は【 A 】であり、貸付割合は原則として【 B 】%以内である。
高度化事業には、2つの事業がある。1つが、中小企業者が事業協同組合などを設立し共同で取り組む事業である。もう1つは、第3セクターなどが地元の中小企業者を支援するために行う事業である。
(設問1)
文中の空欄AとBに入る最も適切なものの組み合わせはどれか。
【解答群】 (ア) 【A】:設備資金 【B】:50 (イ) 【A】:設備資金 【B】:80 (ウ) 【A】:長期運転資金と設備資金 【B】:50 (工) 【A】:長期運転資金と設備資金 【B】:80
(設問2)
文中の下線部に該当する事業として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) イノベーション推進事業 (イ) 集団化事業 (ウ) 商店街整備等支援事業 (工) 地域産業創造基盤整備事業
設問24
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
世代の交代期を迎えた中小企業の後継者が事業承継を行う場合、相続税等の特例措置を受けることができる。「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」(経営承継法)における経済産業大臣の認定を受けた【 A 】について、その後継者が先代経営者から相続により【 B 】を取得した際に、【 B 】に係る相続税の納税猶予制度を利用することができる。
(設問1)
文中の空欄Aに入る語句として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 資本金1,000万円以上の中小企業 (イ) 小規模企業 (ウ) 上場中小企業 (工) 非上場中小企業
(設問2)
文中の空欄Bに入る語句として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 自社株式 (イ) 上場株式 (ウ) 生産設備 (工) のれん、屋号
設問25
以下は、個人で食品小売業を営むX氏と中小企業診断士Y氏との会話である。
この会話を読んで、下記の設問に答えよ。
X氏 | : | 「運転資金の融資を受けたいと考えているのですが、保証人を探すのに苦労をしています。何か良い制度はありませんか。」 |
Y氏 | : | 「たとえば、日本政策金融公庫に、第三者保証人等を不要とする融資制度があります。この制度の利用を検討してみてはどうでしょうか。融資対象となる要件には、原則として、所得税等を完納していることと【 A 】がありますが、Xさんは融資対象には該当していますよ。」 |
X氏 | : | 「具体的な保証や担保の条件はどのようになっているのですか。」 |
Y氏 | : | 「審査は必要ですが、【 B 】」 |
設問1)
会話の中の空欄Aに入る語句として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 開業後3年以上経過していること (イ) 従業員20人以下の中小企業者であること (ウ) 税務申告を2期以上行っていること (工) 同一地区で2年以上事業を営んでいること
(設問2)
会話の中の空欄Bに入る語句として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 売掛債権などを担保にすることによって無保証融資を受けることができます。 (イ) 信用保証協会の保証によって融資を受けることができます。 (ウ) 本人もしくは家族の保証があれば無担保で融資を受けることができます。 (工) 無担保・無保証人で融資を受けることができます。