平成25年度1次試験問題:運営管理
設問21
ISO 14040 で規定されるLCA(ライフサイクルアセスメント)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) LCAは、製品の原材料の取得から製造および使用に至るまでの過程を通じて、製品の環境への影響を調査・評価する環境マネジメントの手法である。 (イ) 「ライフサイクルインベントリ分析」では、多様な環境影響をひとつの数値にまとめる特性化を実施する。 (ウ) 「ライフサイクル影響評価」は必ずしも行う必要はない。 (工) 「ライフサイクル解釈」では、実施されたLCAが要求された規格や原則を満たしているかどうかを検証する。
設問22
都市計画法に関する説明として 、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 映画館やアミューズメント施設などにも、大規模集客施設として、大規模小売店舗と同様の出店制限がある。 (イ) 商業地域とは、商業その他の業務の利便を増進するために定めた地域であるが、住宅や小規模の工場も建てられる。 (ウ) 店舗の床面積が150m2以下の小規模店舗であれば、第1種低層住居専用地域へ出店することができる。 (工) 床面積が1万m2 を超える店舗の出店が可能な地域は、原則として近隣商業地域・商業地域・準工業地域の3地域である。
設問23
大規模小売店舗立地法に関する説明として、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 大規模小売店舗法と異なり、大規模小売店舗立地法は小売店舗が営利活動を営んでいるかどうかを問題としないため、生協や農協の大規模店舗も同法の対象となる。 (イ) 建物の設置者が配慮すべき駐車場の収容台数や荷捌き施設の位置などの具体的な事項は、大規模小売店舗立地法に基づく指針で定められている。 (ウ) 都道府県は、地元市町村や地元住民の意見を聴取するための協議会を設置することが義務づけられている。 (工) 都道府県は、建物の設置者が勧告に従わない場合、その旨を公表することができるが、従わない者への罰則規定はない。
設問24
小売吸引力に関して、次の文中の空欄A〜Cに入る語句として最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
小売吸引力とは、小売店が顧客を引き付ける力を意味し、市場地域特性、個別消費者特性、立地点特性、店舗特性、マーケティング特性などによって規定される。引力モデルで有名なハフは、ある目的地の効用はその地点にある小売施設の規模にA し、消費者がその目的地に到着するのに必要な時間にB すると指摘した。また、小売吸引力によって、小売店が顧客を引き付ける地域を
C という。
【解答群】 (ア) A:反比例 B:比例 C:商圏 (イ) A:反比例 B:比例 C:ポジショニング (ウ) A:比例 B:反比例 C:ポジショニング (工) A:比例 B:反比例 C:商圏
設問25
ショッピングセンターにおける賃料の徴収形態に関して、次の文中の空欄A〜Dに入る語句として最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
A は、ディベロッパーが安定した収入を見込めるという利点がある。一方、B は、ディベロッパーに対して、テナントの経営にかかわり自らの賃料収入を増加させようとするインセンティブを与える。ただし、この場合、ディベロッパーはショッピングセンターの事業計画を立てるのが困難であるため、C と組み合わせた賃料を設定し、リスクを小さくするのが一般的である。たとえば、賃料が売上高の10 %、C が50 万円と設定されているショッピングセンターの場合、売上高400万円のテナントの賃料は、D 万円となる。
【解答群】 (ア) A:固定家賃 B:歩合型家賃 C:最低保証家賃 D:40 (イ) A:固定家賃 B:歩合型家賃 C:最低保証家賃 D:50 (ウ) A:固定家賃 B:歩合型家賃 C:逓増歩合型家賃 D:50 (工) A:歩合型家賃 B:固定家賃 C:最低保証家賃 D:40 (オ) A:歩合型家賃 B:固定家賃 C:逓増歩合型家賃 D:40