データベース の基礎
データベースは、プログラムから独立したデータの集合体である。データベースを使用することで、データの集中管理や必要に応じてデータを取り出し利用することができる。
データモデルの種類
データモデルの種類
モデル | 階層モデル | ネットワークモデル | 関係モデル |
特徴 | 親子関係で表現したモデル | 子レコードが複数の親レコードを持つモデル | 表形式でデータ項目の関係を表現するモデル |
図 |
データベースの操作
演算名 | 機能 |
選択 (selection) |
目的とする表から、条件を満たす行だけを抽出する |
射影 (projection) |
目的とする表から、指定された列だけを抽出する |
結合 (join) |
複数の表に含まれる共通の列の内容によって表を結びつける |
過去問題 |
E-Rモデル
データモデリング手法の1つで、モデル化対象(実世界)を実体(Entity)とその関連(Relationship)からなるものとして定義、構造化して、静的な概念データモデルを記述する。一般にデータベース設計に用いられる。
ERモデルでは、一般に次の3つの構成要素によって世界(管理対象)を表現する。
- 実体(エンティティ:entity)
管理の対象として“存在する”と定義したもの(例:「顧客」「商品」などの物理的な存在、「会社」「支店」などの法的、論理的存在、「契約」「納品」などの事象など) - 属性(アトリビュート:attribute)
実体の特性として定義したもの。実体が持つデータ項目。(例:従業員エンティティの「従業員氏名」「従業員住所」「従業員電話番号」など - 関連(リレーションシップ:relationship)
実体と実体の関係を示したもの。実体に対する操作。(例:部門エンティティに従業員エンティティが「配属」されているなど)
過去問題 |