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平成21年度1次試験問題:運営管理

設問31

 小売店舗への一括物流に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 一括物流とは、従来、卸売業などがそれぞれ行っていた小売店舗への物流を一括納品管理する、特定小売業用の物流センターを活用した物流システムである。
(イ) 一括物流を導入する目的としては、一般的に小売店頭作業の軽減におくことが多い。
(ウ) 通過型物流センターでは、物流センターで店別の仕分けを行う場合がある。
(工) 通過型物流センターは在庫型物流センターに比べて、小売業からの受注後納品完了までのリードタイムは短くなる傾向にある。

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設問32

 輸送ネットワークに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 一般的に在庫コスト(リスク)が増大すると、物流(在庫)拠点は集約する必要性が高まる。
(イ) 一般的にハブ・アンド・スポーク・システムでは、ポイント・トゥ・ポイント・システムよりも輸送効率は低下する。
(ウ) 一般的に物流拠点数を増やすと店舗への配送コストは減少するが、保管コストは増大する。
(工) 輸送手段は、輸送距離、輸送量などの基本的な輸送条件に加えて、貨物の特性、運賃負担力、輸送リードタイム、輸送頻度などの諸条件を勘案して決めることが望ましい。

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設問33

 物流に関連した法律に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 省エネ法では、保有車両台数200台以上の貨物輸送事業者、年間の委託輸送量が3,000万トンキロ以上の荷主などには省エネルギーについての取り組み義務が課せられる。
(イ) 道路交通法では、放置違反の標章が付けられた車両について運転者が反則金を納付しない場合、当該車両の使用者が反則金を納付しなければならない。
(ウ) 物流三法とは、貨物自動車運送事業法、貨物利用運送事業法、鉄道事業法である。
(工) 物流総合効率化法における流通業務総合効率化事業の実施主体は、貨物運送業や倉庫業などの物流専業者でなければならない。

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設問34

 小売業などの荷受け側が納入業者を巡回して集荷する「引取物流」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 小売業などの荷受け側が自ら引取物流のための輸送システムを構築することによって、自社にとって望ましい時間帯に効率的に集荷できることが、引取物流の目的の一つである。
(イ) 引取物流では、小売業などの荷受け側が専用物流センターに集荷するのが一般的である。
(ウ) 引取物流では、小売業などの荷受け側が自ら所有するトラックや物流専業者のトラックをメーカーや卸売業者に差し向けて仕入商品を引き取る。
(工) 引取物流では、引取のための輸送に要したコストの負担をメーカーや卸売業者に求めることはない。

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設問35

 JANコードに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) インストアマーキングには、バーコードの中に価格情報が含まれないPLU(Price Look Up)タイプがある。
(イ) 商品アイテムコードの設定において、希望小売価格が異なる場合は、異なる商品アイテムコードを設定することが原則である。
(ウ) ソースマーキングに用いられるJANコードの先頭2桁は国番号であり、当該製品の原産国を表している。
(工) ひとつの製造業者に割り当てられる商品アイテムコードの桁数には限りがあるため、何年かすると番号が一巡し、異なる商品に同じコードが付番される可能性がある。

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