平成14年度1次試験問題:運営管理
設問21
銀行POS に関する記述について、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 加盟店は、銀行POS による決済システムに加入するための加盟店契約を金融機関と締結する。 (イ) 消費者は、商品の購入代金を支払う都度、銀行の口座振替による支払方法の申し込みを行い、加盟店はこれを個別に承諾して銀行POS による決済を受け入れる。 (ウ) 商品の購入やサービスの提供を受ける際の支払いを、加盟店に設置されたPOS端末を利用し、専用POS カードあるいはキャッシュカードを提示し銀行の口座振替で処理する。 (工) 利用者から銀行への事前登録は必須でなく、銀行POS のサービスに参加している金融機関のキャッシュカードの所持者であれば誰でも利用できる。
設問22
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。
B 社は、ある特定商品の価格設定とその展開に当たり、仕入原価を含めた単位当たり変動費、固定費の総額について、次のような予測をした。ただし、販売価格は売上数量に影響を与えないこととする。
○ | 単位当たり変動費 | 1,000円 |
○ | 固定費の総額 | 300万円 |
(設問1)
売上数量5,000個が損益分岐点であるとき、当該商品の販売価格を何円と想定していることになるか。
(設問2)
【解答群】 (ア) 1,060円 (イ) 1,400円 (ウ) 1,600円 (工) 2,000円
B 社は、当該商品について、売上から20%の粗利益を得たいと考えている。売上予測数量を5、000個とするとき、そのために必要な値入率を付加した販売価格は何円か。
【解答群】 (ア) 1,270円 (イ) 1,920円 (ウ) 2,000円 (工) 2,400円
設問23
EDLP(エブリデイロープライス)を実現するためには、いくつかの条件を考えなければならない。次のうち、EDLP の実現の条件として、最も重要でないものはどれか。
【解答群】 (ア) カテゴリーマネジメントに関する製販の協力 (イ) 中間在庫の圧縮に関する製販の協力 (ウ) 店頭在庫の継続的補充システムの構築に関する製販の協力 (工) 特売に関する製販の協力
設問24
小売店舗を展開するチェーンオペレーションについて、最も不適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) チェーンオペレーションは、卸売機能と小売機能の統合である。 (イ) チェーンオペレーションは、垂直的流通システムの一種である。 (ウ) チェーンオペレーションは、多品種少量型店舗の運営に適している。 (工) チェーンオペレーションは、地域特性を考慮した需要への適応に適さない。
設問25
小売業の商品マネージャーが、品揃え計画のため商品の分類をしようとするとき、いくつか注意しなければならない重要な点がある。次のうち、最も重要でないものはどれか。
【解答群】 (ア) 競争相手が扱っていない商品を取り揃えること。 (イ) 顧客からみた重要性の序列を決めること。 (ウ) 商品管理の容易性を考慮すること。 (工) 商品の顧客吸引力を識別すること。