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平成13年度1次試験解答:運営管理

設問21

解答:イ

商品回転率に関する問題である。
商品回転率=売上高÷商品在庫高
この商品回転率に関する記述について、適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) 商品回転率を、分母、分子ともに売価で求めるのは、売価棚卸法をしている商品の場合には換算の手間が省かれ便利である。
→○
(b) 季節商品については、1年間で計算された商品回転率は、必ずしも商品の動きを的確に反映していない。
→○
(c) マージンが大きくなっても、商品回転率に影響しない。
→×:売価を減価で割っていることからマージン率(値入率)は商品回転率に大きく影響する。
(d) 売上高が増加すると、商品回転率も高まる。
→○
よって解答はイである。

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設問22

解答:ウ

値入に関する問題である。
(a) 値入額は、売価と原価の差である。
→○
(b) 値入率は、売価基準の場合、原価基準より高く示される。
→×:値入率は売価基準の場合、原価基準よりも低く示される。
(c) 売価基準値入の利用は、コストラインよりもプライスラインに沿った小売経営を指向する面で効果的である。
→○
(d) 原価基準値入は、会計処理基準が原則として取得原価主義による記録計算をべースとしていることに対応している。
→○
よって解答はウである。

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設問23

解答:ア(a とb とc)

当用買い方式に関する問題である。

当用買い方式とは、販売の状況に応じて必要な数量だけ少量ずつ発注する方式である。
(a)過剰在庫が阻止され、資金繰りも楽になる。
→○:必要な数量だけ少量ずつ仕入れを行なうので過剰在庫は抑制される。
(b)価格変動の激しい時期における商品の発注に向いている。
→○:安い時期にまとめて仕入れを行なうことで仕入単価を抑えることができる。
(c)いつでもすぐ入手でき、少量でも価格が割高にならない商品の発注に向いている。
→○:いつでもすぐ入手でき、少量でも価格が割高にならない商品は必要な数量だけ少量ずつ発注する当用買い方式に適している。
(d)発注頻度の低い商品の発注に向いている。
→×:発注頻度の低い商品に関しては一般的には定量発注方式を用いることが多い。

よって解答はアである。

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設問24

解答:ア(a とb とc)

バーコードに関する問題である。
ITF コードとは、日本における物流統一シンボルで、ヨーロッパの物流統一シンボルEAN-DUNや米国の物流統一シンボルUCC-SCSと互換性を持って作成されたものである
(a) 集合包装単位の商品を識別するためのバーコードシンボルである。
→○:集合包装用商品コードは、物流情報システムにおける世界共通の商品コードとして、物流の効率化に利用されています。この集合包装用商品コードを段ボールなどの集合包装に印刷表示するためのバーコードシンボルがITFシンボルです。
(b) 主に段ボール等にソースマーキングや印刷をして、またはラベルにマーキングをして用いられる。
→○: 主に段ボールなどにソースマ−キング印刷またはラベルにマ−キングをして使用される。
(c) 主に、入出庫管理、在庫管理等の物流管理に使用される。
→○:ITFシンボルを読み取ることにより、入出荷検品、仕分け、棚卸しなどを自動的に、迅速、正確、効率的に行うことができます。
(d) JAN コードとは別の独自のコード体系が用いられている。
→×:ITF はJANコード、JANシンボルと同様に国際標準に準拠しており、独自のコード体系は用いていない。

よって解答はアである。

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設問25

解答:ア(a とb とc)

(a) クレジットカードにより供される消費者信用取引は、加盟店店頭での商品やサービスの購入における販売信用取引と、キャッシングが該当する消費者金融取引に大別される。
→○
(b) カード会社は、その提供サービスの対価として、カードの利用者(会員)や加盟店から手数料等を徴収する。
→○
(c) カード会社と販売店間では加盟店契約が必要である。
→○
(d) 会員は、カード会社と契約し、期間と金額上限などを定めた条件の下、カードの所有権を得て、買い物やキャッシングに利用する。
→×:カードの所有権を得るのではなく貸し与えられるものである。

よって解答はアである。

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