製品=市場マトリックス

　製品=市場マトリックスとは、製品と市場の組み合わせについて、経営戦略の展開パターンを、次の様にパターン化したものである。

　市場浸透戦略とは、「既存市場に既存製品を投入していく戦略」であり、広告宣伝や価格などのマーケティングの要素を有効に活用することによって、市場でのシェアを拡大し、経営目標の達成を目指す。

　新市場開拓戦略とは、「新規市場に既存製品を投入していく戦略」であり、既存の製品を、新たな市場(新しい顧客層、地域等)に展開することにより、売上を向上させ、経営目標の達成を目指す。

　新製品開発戦略とは、「既存市場に新製品を投入していく戦略」であり、従来の製品とは概念がまったく異なるような画期的な新製品を、新しい技術を利用することによって開発し、その新製品を既存市場の顧客に対して提供し、経営目標の達成を目指す。。

　多角化戦略とは、「新規市場に新製品を投入していく戦略」であり、他の拡大化戦略と比べ、リスクが高いといわれている。
　リスクが高いにも関わらず企業が多角化戦略を展開する理由には次の理由がある。

過去問題

　企業が多角化を行なう方法として、企業内部の経営資源を用いて新規事業をゼロから育成する内部成長方式、合併や買収（M&A)により既存のほか企業の経営資源を活用する外部成長方式がある。