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平成13年度1次試験解答:運営管理

設問1

解答:イ

生産計画に関する問題である。
生産計画は、基本計画と業務計画に分けられる。
業務計画の手順は受注→手順計画→工数計画→日程計画→生産→生産統制の手順で行なわれる。
よって解答はイである。

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設問2

解答:イ (bとc)

受注生産方式と見込み生産方式に関する問題である。
(a) 注文の都度、生産を行い、製品を納入する。
→×:見込生産方式は生産者が、市場の需要を見越 して企画・設計した製品を生産する。注文の都度、生産を行なうのは受注生産方式である。
(b) 注文の都度、製品設計を最初から行う必要はない。
→○
(c) 生産の平準化を図りやすい。
→○
(d) 繰り返して生産を行うことが少ない。
→×:見込生産方式は大量生産に適していることからも分かるように繰り返して生産を行なう。
よって解答はイである。

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設問3

解答:ウ

代表的な3つのレイアウト方式に関する問題である。
(a) 大型の製品や重量物の生産を行う場合に利用され、作業者の移動が多い。
→大型の製品や重量物が動かしやすいかどうかからも分かるように、固定式レイアウトに関する記述である。
(b) 少品種多量生産に利用され、作業者の移動は少ない。
→大量生産を行うためには、製品は製品ごとにレイアウトされているのが望ましい。よって製品別レイアウトに関する記述である。
(c)製品の加工経路が異なる場合に利用され、製品の移動経路も複雑になりやすい。
→製品の加工経路が複雑になるのは機能毎にレイアウトをするからである。よって機能別レイアウトに関する記述である。
よって解答はウである。

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設問4

解答:ウ(エ)

解答が2つ存在する。誤問である。解説省略

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設問5

解答:エ

作業測定方法に関する問題である。
作業測定方法にはPTS法がある。PTS法(既定時間標準法)は、人間の行う作業を基本動作(basic motion)に分解し、各基本動作に、予め定めておいた時間値をあてはめることで標準的作業時間(standard operation time)を算出する手法である。
よって解答はエである。

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設問6

解答:ア

 有効在庫量とは文字の通り有効な在庫の量のことであり、新規需要に引き当てることのできる在庫量のことである。
有効在庫量は次の式で求めます。

有効在庫量 = 手持ち在庫量 + 発注残 − 引当量

よって解答はアである。

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設問7

解答:ウ

QCに関する問題である。
(a) 層別とは、母集団をいくつかの層に分割することであり、層は相互に共通部分を 持っても良い。
→×:層別とは、「原料で分ける(メーカー別、ロット別、サイズ別)」、「人で分ける(経験別、年齢別、男女別)」などのようにデータを分類することをいいます。層は相互に共通部分は持ってはいけない。
(b) 特性要因図は、特定の結果と原因系の関係を系統的に表した図である。
→○
(c) パレート図は、項目別に層別して、出現度数の大きさの順に並べるとともに、累 積和を示した図である。
→○
(d) 管理図には必ず上側管理限界線と下側管理限界線を引く。
→×:管理図には、必ずしも上側管理限界線と下側管理限界線を引く必要はない。

上記から(a)と(c)が正しい。よって解答はウである。

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設問8

解答:ウ

総合的品質管理に関する問題である。
(a) 統計的手法を採用した品質管理であることから、TQC と呼ばれる。
→×:統計的手法を採用した品質管理はSQC(statistical quality control)と呼ばれる。
(b) 企業の全員の参加と協力のもとで進められる品質管理である。
→○
(c) QC サークル活動も総合的品質管理の一部であると解釈できる。
→○
(d) 全社的品質管理とは目的が異なる。
→×:全社的品質管理と目的は同一である。

上記から(b)と(c)が正しい。よって解答はウである。

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設問9

解答:ア

在庫管理に関する問題である。

経済的発注量は次の式で求めます。

経済的発注量 = √2×1回あたりの発注費用 × 年間受領量 ÷ 在庫品の単価 × 在庫費用率

よってこれにあてはまるのは解答(ア)である。

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設問10

解答:イ

ABC分析に関する問題である。

【解答群】
(ア)定期発注方式では、経済的発注量を決めることが大切である
→×:経済的発注量とは、一回当たりの商品を発注において、それに関連したコストの総額を最小化する発注量のことである。経済的発注量を決めておかないといけないのは定量発注方式である。
(イ)A 品目に対しては定期発注方式をとるのがよい。
→○:最重要品目であるA 品目は一般的に、定期発注方式のような精密な管理方式によって不要在庫を保持しないようにする。
(ウ)ABC 分析ではC 品目を最も重点的に管理しなければならない。
→×:最も重点的に管理しなければならないのは最重要品目であるA品目である。
(エ)B 品目に対しては、ダブルビン方式をとるのが最適である。
→×:ダブルビン方式とは、例えるとビンを2つ用意しておき、ひとつが空になった時にひとつ分発注するような方法のことである。主にC品目に対して利用される。B品目に関しては通常は定量発注方式が使用される。

他の解答例

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