平成28年度1次試験問題:財務・会計
設問6
原価計算基準上の原価に関する記述として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 原価には盗難による損失も含められる。 (イ) 財務諸表の表示上、全部原価のみが認められている。 (ウ) 実際原価は実際に発生した原価であって、予定価格が使われることはない。 (エ) 総原価とは製造原価の合計額のことをいう。
設問7
当月の直接材料に関するデータは以下のとおりであった。このとき価格差異として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 8,000円の有利差異 (イ) 8,200円の有利差異 (ウ) 9,800円の不利差異 (工) 10,000円の不利差異
設問8
次の資料に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問1)
資料に関する説明の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a | 全部原価計算を採用した場合、第1期と第2期の営業利益は同じである。 | |
b | 第1期では、全部原価計算を採用した場合の営業利益の方が、直接原価計算を採用した場合よりも大きい。 | |
c | 第2期では、全部原価計算を採用した場合の営業利益の方が、直接原価計算を採用した場合よりも大きい。 | |
d | 直接原価計算を採用した場合、第1期と第2期の営業利益は同じである。 |
【解答群】 (ア) aとb (イ) aとc (ウ) bとd (工) cとd
(設問2)
第2期の損益分岐点比率として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 17.5% (イ) 45.0% (ウ) 55.0% (工) 82.5%
設問9
次の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。
(設問1)
キャッシュ・フロー計算書上の表示として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 売上債権の増加額 △35,000千円 (イ) 減価償却費 △10,000千円 (ウ) 固定資産の増加額 125,000千円 (工) 仕入債務の増加額 △20,000千円
(設問2)
財政状態に関する記述として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 固定比率は改善している。 (イ) 自己資本比率は改善している。 (ウ) 正味運転資本は減少している。 (工) 流動比率は悪化している。
設問10
直接金融と間接金融に関する記述として最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) ある企業の増資に応じて、個人投資家が証券会社を通して株式を取得したとき、その企業にとっては直接金融となる。 (イ) 銀行が株式の発行を行った場合は間接金融となる。 (ウ) 金融庁は、「貯蓄から投資へ」というスローガンの下、直接金融の割合を減らし間接金融の割合を増やすことを目指している。 (工) 社債の発行による資金調達は、借入金による資金調達と同じ負債の調達であり、間接金融である。