平成28年度1次試験解答:財務・会計
設問6
解答:イ
(ア) | 原価には盗難による損失も含められる。 →×:原価計算基準のおける原価とは正常なものをいう。盗難による損失等の異常な状態を原因とするものは原価には含まれない。 |
(イ) | 財務諸表の表示上、全部原価のみが認められている。 →○:原価は、その集計される範囲によって全部原価と部分原価とに区別することができる(集計範囲による原価概念)。全部原価とは、製品の製造に関連して生ずる全ての製造原価、またはこれに販売費および一般管理費を加えて集計したものを言うのに対し、部分原価とは、そのうち一部のもののみを集計した場合のものをいう。原価計算の目的のひとつは財務諸表を作成するにあたって真実の原価を集計表示することにあるから全部原価のみが認められている。 |
(ウ) | 実際原価は実際に発生した原価であって、予定価格が使われることはない。 →×:実際原価は実際単価に実際消費量を乗じて計算するのが原則である。ただし実際単価については、予定価格を使用することも認められている。 ※予定価格とは、将来の一定期間における実際の取得価格を予想することによって定めた価格 |
(エ) | 総原価とは製造原価の合計額のことをいう。 →×:総原価とは、製造原価に販売費および一般管理費を加えたものである。 |
設問7
解答:イ
差異分析を図を用いて解く。
差異価格=(標準価格-実際価格)×実際消費量
=(500-490)円/s×820s=8,200(円)
となる。
符号がプラスのため、有利差異となる。
設問8
解答:設問1:ウ 設問2:エ
(設問1)
(設問2)