平成25年度1次試験問題:財務・会計
設問16
代替案の選択によって金額に差異が生じないコストであり、将来の意思決定に無関連な原価を表すものとして、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 機会原価 (イ) 限界原価 (ウ) 裁量可能原価 (エ) 埋没原価
設問17
以下の文章の空欄A、Bに入る最も適切な語句の組み合わせを、下記の解答群か ら選べ。 投資プロジェクトの評価方法には、正味現在価値法のほか、 【 A 】 、回収期 間法、会計的投資利益率法など多くの代替的手法がある。さらに近年では、不確実 性の高い経営環境のもとで投資プロジェクトに対する経営の柔軟性を評価する【 B 】も提唱されている。
【解答群】 (ア) A:線形計画法 B:平均・分散モデル (イ) A:線形計画法 B:リアル・オプション・アプローチ (ウ) A:内部収益率法 B:マーケット・アプローチ (エ) A:内部収益率法 B:リアル・オプション・アプローチ
設問18
A 社では、生産コストの低減を目的として新規設備の購入を検討している。新規設備の取得原価は 4,500万円であり、その経済命数は5年である。また経済命数経過後の残存価額はゼロと見込まれている。A 社では定額法によって減価償却を行っており、同社の法人税率は40%である。A 社は当該投資案に対して回収期間法によって採否を決定することとしており、採択となる目標回収期間を年と定めている。新規設備が採択されるために最低限必要とされる年間の生産コスト低減額として最も適切なものはどれか。なお、貨幣の時間価値は考慮せず、年間の生産コ スト低減額は毎期一定である。また、当該投資案によって減価償却費以外の追加的費用は発生しない。
【解答群】 (ア) 600 万円 (イ) 900 万円 (ウ) 1,500 万円 (エ) 1,900 万円
設問19
縦軸に投資の期待収益率、横軸に当該投資収益率の標準偏差をとった平面上におけるリスク回避者の無差別曲線を表す図形として、最も適切なものはどれか。
設問20
次のデータに基づき、以下の設問に答えよ。
伝票式会計は、分業による経理処理の効率化のための工夫として広く採用されて いる。伝票式会計に関する以下の設問に答えよ。
(設問1)
自己資本配当率oDOE≫として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 3.6 % (イ) 7.2 % (ウ) 21.6 % (エ) 43.2 %
(設問2)
PER として、最も適切なものはどれか。
【解答群】 (ア) 2 倍 (イ) 3.3 倍 (ウ) 12 倍 (エ) 40 倍