平成19年度1次試験問題:財務・会計
設問11
次の《A群》に示された事柄は企業買収あるいは買収防衛策に関するものであり、《B群》にはそれらの一般的な呼称を示している。最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
《A群》
@ |
買収企業が、買収のターゲットとする企業に対し、買い占めた株式の買い取りを申し入れる。 |
A |
買収のターゲットとされた企業が、自社の優良事業を他社に売却して、企業価値を低下させる。 |
B |
買収のターゲットとされた企業と友好関係にある企業が、買収のターゲットとなった企業の株式保有などの支援をする。 |
C |
買収のターゲットとされた企業における買収企業の持株比率が一定水準に達したとき、買収のターゲットとされた企業が既存の株主や買収企業以外の企業に新株予約権を交付する。 |
《B群》
a |
グリーンメール |
b |
焦土作戦 |
c |
ホワイト・ナイト |
d |
ポイズン・ピル |
【解答群】
(ア) |
@−a |
A−b |
B−c |
C−d |
(イ) |
@−a |
A−d |
B−c |
C−b |
(ウ) |
@−c |
A−b |
B−a |
C−d |
(工) |
@−c |
A−d |
B−a |
C−b |
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設問12
次のA社の資料に基づき、下記の設問に答えよ。
株価純資産倍率 (PBR) |
配当性向 |
配当利回り |
1.5 倍 |
60% |
4% |
(設問1)
資料より求められるA社の自己資本利益率として最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア) |
2.4% |
(イ) |
6% |
(ウ) |
9% |
(工) |
10% |
(設問2)
資料より求められるA社の株価収益率(PER)として最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア) |
4倍 |
(イ) |
9倍 |
(ウ) |
15倍 |
(工) |
40倍 |
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設問13
次の資料に基づく売上および仕入に関するキャッシュ・フローの記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
|
期首残高 |
期末残高 |
売上債権 |
100万円 |
150万円 |
仕入債務 |
60万円 |
100万円 |
商 品 |
30万円 |
50万円 |
当期売上高 |
1,000万円 |
当期仕入高 |
600万円 |
【解答群】
(ア) |
売上によるキャッシュ・イン・フローが950万円、仕入によるキャッシュ・アウト・フローが560万円である。 |
(イ) |
売上によるキャッシュ・イン・フローが950万円、仕入によるキャッシュ・アウト・フローが640万円である。 |
(ウ) |
売上によるキャッシュ・イン・フローが1,050万円、仕入によるキャッシュ・アウト・フローが540万円である。 |
(工) |
売上によるキャッシュ・イン・フローが1,050万円、仕入によるキャッシュ・アウト・フローが640万円である。 |
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設問14
ある投資家は、X株式とY株式の2銘柄のうち、リスクの低い方に投資資金の60%を、リスクの高い方に投資資金の40%を投資しようとしている。この投資家は、各銘柄のβ係数、安全利子率、および市場期待収益率について、以下のとおり予想している。CAPMに基づいて投資をするとき、当該ポートフォリオの期待収益率として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
X株式のβ |
1.5 |
|
安全利子率 |
2% |
Y株式のβ |
0.8 |
市場期待収益率 |
5% |
【解答群】
(ア) |
4.90% |
(イ) |
5.24% |
(ウ) |
5.45% |
(工) |
5.66% |
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設問15
Z株式1株を原資産とする1プット・オプション(ヨーロッパ型オプションで権利行使価格525円)とZ株式1株から成るポートフォリオを所有している投資家がいる。この投資家が、当該ポートフォリオをプット・オプションの満期時に精算するとき、満期時のZ株価が500円である場合と600円である場合の収入に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、売買手数料、税金は考えないものとする。
【解答群】
(ア) |
満期時の株価が500円のとき500円の収入、満期時の株価が600円のとき600円の収入。 |
(イ) |
満期時の株価が500円のとき500円の収入、満期時の株価が600円のとき675円の収入。 |
(ウ) |
満期時の株価が500円のとき525円の収入、満期時の株価が600円のとき600円の収入。 |
(工) |
満期時の株価が500円のとき525円の収入、満期時の株価が600円のとき675円の収入。 |
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