平成19年度1次試験問題:財務・会計
設問6
株主資本の前期末残高は次のとおりである。利益剰余金の配当以前に当期における株主資本の変動はなく、決議された配当の総額200百万円は適切であるとする。このとき、利益準備金と繰越利益剰余金の増加または減少の金額として、会社法および会社計算規則に照らして最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ(単位:百万円)。
資 本 金 |
2,400 |
資本剰余金 |
資本準備金 |
400 |
その他資本剰余金 |
20 |
資本剰余金合計 |
420 |
利益剰余金 |
利益準備金 |
120 |
その他
利益剰余金 |
任意積立金 |
100 |
繰越利益剰余金 |
1,080 |
株主資本合計 |
4,120 |
【解答群】
(ア) |
利益準備金:18の減少 |
繰越利益剰余金:182の減少 |
(イ) |
利益準備金:20の増加 |
繰越利益剰余金:220の減少 |
(ウ) |
利益準備金:22の増加 |
繰越利益剰余金:222の減少 |
(工) |
利益準備金:80の増加 |
繰越利益剰余金:280の減少 |
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設問7
株式会社の会社法上の計算書類として最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア) |
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表、事業報告、付属明細書 |
(イ) |
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表、事業報告 |
(ウ) |
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表 |
(工) |
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、事業報告 |
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設問8
原価は、その消費量および価格の算定基準にしたがって、実際原価と標準原価とに区別される。標準原価に関する以下の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a |
標準原価として、実務上予定原価が意味される場合がある。予定原価とは、将来における財貨の予定消費量と予定価格または実際価格とをもって計算した原価をいう。 |
b |
標準原価として、実務上予定原価が意味される場合がある。予定原価とは、将来における財貨の予定消費量と予定価格とをもって計算した原価をいう。 |
c |
標準原価とは、科学的、統計的調査に基づいて将来における財貨の実際消費量を予定し、かつ、予定価格または実際価格とをもって計算した原価をいう。 |
d |
標準原価とは、財貨の消費量を科学的、統計的調査に基づいて能率の尺度となるように予定し、かつ、正常価格または実際価格をもって計算した原価をいう。 |
e |
標準原価とは、財貨の消費量を科学的、統計的調査に基づいて能率の尺度となるように予定し、かつ、予定価格または正常価格をもって計算した原価をいう。 |
【解答群】
(ア) |
aとc |
(イ) |
aとe |
(ウ) |
bとd |
(工) |
bとe |
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設問9
A社とB社の貸借対照表(要約)は次のとおりである。両社の流動性に関する記述として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
資 産 |
A 社 |
B 社 |
負債・純資産 |
A 社 |
B 社 |
現 金 預 金 |
40 |
60 |
支 払 手 形 |
50 |
80 |
受 取 手 形 |
30 |
30 |
買 掛 金 |
90 |
60 |
売 掛 金 |
50 |
40 |
長期借入金 |
80 |
100 |
売買目的有価証券 |
40 |
50 |
資 本 金 |
100 |
110 |
たな卸資産 |
160 |
110 |
資本剰余金 |
90 |
60 |
固 定 資 産 |
150 |
150 |
利益剰余金 |
60 |
90 |
合 計 |
470 |
440 |
合 計 |
470 |
440 |
【解答群】
(ア) |
自己資本比率はA社がB社より良好であるが、固定長期適合率はB社がA社より良好である。 |
(イ) |
自己資本比率はB社がA社より良好であるが、固定長期適合率はA社がB社より良好である。 |
(ウ) |
当座比率はA社がB社より良好であるが、流動比率はB社がA社より良好である。 |
(工) |
当座比率はB社がA社より良好であるが、流動比率はA社がB社より良好である。 |
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設問10
次の製品別の販売価格および原価等のデータに基づき、下記の設問に答えよ。
|
製 品 A |
製 品 A |
製 品 A |
販売価格 |
6,000円 |
9,000円 |
12,000円 |
単位当たり変動費 |
4,200円 |
6,300円 |
8,400円 |
限界利益率 |
( )% |
( )% |
( )% |
単位当たり設備稼働時間 |
1時間 |
2時間 |
4時間 |
最大可能販売数量 |
400kg |
200kg |
120kg |
共通製造固定費 |
577,000円 |
共通販売・一般管理固定費 |
320,000円 |
(設問1)
損益分岐点売上高として最も適切なものはどれか(単位:円)。
【解答群】
(ア) |
2,900,000 |
(イ) |
2,909,000 |
(ウ) |
2,990,000 |
(工) |
2,999,000 |
(設問2)
最大可能な設備稼働時間が1,000時間であるとき、営業利益を最大にする各製品の実現可能な販売数量の組み合わせとして最も適切なものはどれか(単位:kg)。
【解答群】
(ア) |
A: |
120 |
B: |
200 |
C: |
120 |
(イ) |
A: |
200 |
B: |
200 |
C: |
100 |
(ウ) |
A: |
400 |
B: |
60 |
C: |
120 |
(工) |
A: |
400 |
B: |
200 |
C: |
50 |
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