組合

民法組合

民法組合とは、出資者が共同で事業を行うことを目的とし、合意によって成立する組合制度で、民法に規定されている任意組合です。組合内部の組織や運営、損益分配については、自由に決めることができ（内部自治）、構成員課税が適用されますが、構成員（組合員）全員に無限責任が課せらています。

過去問題

　匿名組合とは、当事者の一方（匿名組合員）が相手方（営業者）の営業の為に出資を行い、その営業により生じる利益を配分すべきことを約する契約のことである。
匿名組合員は営業等の活動を行わず、出資者と営業者が分離する契約である。営業者は無限責任が課せられる。組合員の責任は契約内容による。

有限責任事業組合とは、組合でありながら、構成員全員が有限責任で、損益や権限の分配が自由に決めることができるなど内部自治が徹底し、構成員課税（パススルー課税）の適用を受ける。

過去問題

投資事業有限責任組合とは、各当事者が出資を行い、共同で株式の取得等の事柄の全部または一部を営むことを約する契約である。ファンドがそれに該当する。

過去問題

中小企業等共同組合とは、規模の小さい中小企業が経営資源の相互補完を図るために組織化し共同事業を行なう組合である。組合員には有限責任が課せられています。