ライン生産方式
ライン生産方式とは、いわゆる流れ作業のことである。
具体的には、生産ラインを構成する各工程にあらかじめ作業を割り付けておき、品物がラインを移動するにつれて加工が進んでいく方式である。
JISの定義
ライン生産方式とは、生産ライン上の各作業ステーションに作業を割り付けておき、品物がラインを移動するにつれて加工が進んでいく方式
※作業ステーションとは、生産ラインを構成する作業場所のことである。
過去問題 |
ラインバランシング
ラインバランシングとは、生産ライン上に割付けられた各工程の作業時間のバラツキを極力減らし、均等化することである。
ライン生産で高い生産性を維持するためには、同一レベルの作業者間で均等な量の作業が割り当てられること、あるいはそれらの作業者の能力を均等化すること が必要である。これにより作業者の遊休がなくなり、ライン生産における分業の効果が発揮できる。このため、ラインバランシングが重要となる。
過去問題 |
ラインの形態
ラインの形態は次のようになる。
ラインの形態 | 内容 |
---|---|
単一品種ライン | 特定の単一品種を生産するために、あらかじめ準備された生産ライン |
多品種ライン | 複数の品種を生産するための生産ライン |
ライン切替方式 | 作業ステーションの構成を切り替える生産ライン |
混合品種ライン | 多品種を同一ラインに混合して連続的に流す生産ライン |
固定サイクル投入方式 | 一定の時間間隔で品物をラインに投入する生産ライン |
可変サイクル投入方式 | 品種に応じて時間間隔を変え品物を投入する生産ライン |