平成15年度1次試験問題:運営管理
設問1
工場の海外立地の目的に関する次の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) |
現地向けの製品の生産を相手先国内で行い、海外市場の拡大をねらうため。 |
(b) |
日本から輸出する場合に比較して、海外向け製品のコスト削減を図るため。 |
(c) |
現地生産の製品を日本に輸入し、円安によるメリットを受けるため。 |
(d) |
貿易摩擦や関税障壁などの日本の輸入障害に対して企業の市場防衛を図るため。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とd |
(ウ) |
b とc |
(工) |
b とd |
(オ) |
c とd |
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設問2
次の条件が与えられたとき、この生産ラインの最小作業ステーション数を下記の解答群から選べ。
(条件)
@ |
計画期間内の実働時間は1,000時間である。 |
A |
計画期間内に対象とするラインで1品種だけ生産し、その計画期間内に2,500個の生産を行う。 |
B |
この製品1個を生産するための要素作業時間の合計は85分である。 |
【解答群】
(ア) |
2 |
(イ) |
3 |
(ウ) |
4 |
(工) |
5 |
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設問3
次の作業時間の分析に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) |
連続観測法は、観測対象の作業内容や稼働状態を継続的に観測する分析手法である。 |
(b) |
瞬間観測法は、多くの観測対象を観測できる分析手法であり、ストップウォッチ法ともいう。 |
(c) |
メモモーション分析は、通常速度で撮影した映像を遅い速度で再生して分析する手法である。 |
(d) |
作業時間の分析に用いられるデシマルミニッツとは、1分間を100に分けた単位である。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とd |
(ウ) |
b とc |
(工) |
b とd |
(オ) |
c とd |
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設問4
線形計画法に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) |
線形計画法では数式により制約条件を示さなければならない。 |
(b) |
線形計画法の解法の1つとしてシンプレックス法(単体法)がある。 |
(c) |
目標を最大化する問題に限って解くことができる。 |
(d) |
複数の変数同士の掛け算の項がある線形計画問題もある。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とc |
(ウ) |
a とd |
(工) |
b とc |
(オ) |
c とd |
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設問5
次のPERT に関する記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) |
アローダイアグラムでは、作業はノード(結合点)で表される。 |
(b) |
どのアロー(矢線)にも必ず正の値がつけられている。 |
(c) |
結合点は、最早結合点時刻と最遅結合点時刻をもつ。 |
(d) |
全余裕(トータルフロート)が0の作業からクリティカルパスが構成される。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とc |
(ウ) |
a とd |
(工) |
b とc |
(オ) |
c とd |
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設問6
あるファミリーレストランでは、問題点を明確にするため、次に示す分析を行う予定である。問題意識と分析内容が対応している最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ
(a) |
料理人の作業内容の概略を把握するために、サーブリッグ分析を行う。 |
(b) |
作り始めてから客に届くまでの料理の流れのムダを見出すために、連合作業分析を行う。 |
(c) |
ウェイターやウェイトレスの動作経路を把握するために、フローダイアグラム(流れ線図)を描く。 |
(d) |
1日の中で、客が店にいる人数とその時間の変化を知るために、流動数分析を行う。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とc |
(ウ) |
a とd |
(工) |
b とd |
(オ) |
c とd |
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設問7
ISO9000における品質マネジメントに関する次の記述の空欄に入る、最も適切な用語の組み合わせを下記の解答群から選べ。
品質マネジメントシステムは【 A 】および【 B 】 を設定し、それを達成するためのシステムである。品質マネジメントで行う品質に関する指揮および管理には一般に、上記の設定のほか、【 C 】 、品質管理、品質保証および品質改善を含む。
【解答群】
(ア) |
【A】品質目標 |
【B】品質計画 |
【C】組織設定 |
(イ) |
【A】顧客満足度 |
【B】品質方針 |
【C】品質目標 |
(ウ) |
【A】品質要求 |
【B】品質方針 |
【C】組織設定 |
(エ) |
【A】品質方針 |
【B】品質目標 |
【C】品質計画 |
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設問8
生産の自動化に関する次の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) |
ツーリングシステムとは、工具を保管し常に使用できるように管理するためのシステムである。 |
(b) |
マシニングセンタとは、工具の自動交換または自動選択機能を備えた、工作物の取替えなしに多種類の加工が可能な数値制御工作機械である。 |
(c) |
パレタイジングとは、製造に用いる材料、部品、半製品などをパレットなどの上に一定の基準に従って並べることである。 |
(d) |
シーケンス制御とは、複数の機能または複数台のロボットによって1つの作業を行う制御方式である。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とc |
(ウ) |
a とd |
(工) |
b とc |
(オ) |
c とd |
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設問9
外注管理に関する次の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(a) |
外注取引を新規に開始する場合に行う業者監査では通常、相手企業に調査票を提出させる他に、直接面接して経営実態調査を行う。 |
(b) |
業者監査は、専ら資材購買部門が行う。 |
(c) |
既に取引がある業者に対しては通常、不都合がない限り特に評価は行わない。 |
(d) |
既に取引がある業者に対しても、製造技術や管理技術について直接指導を行うことがある。 |
【解答群】
(ア) |
a とb |
(イ) |
a とc |
(ウ) |
a とd |
(工) |
b とc |
(オ) |
c とd |
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設問10
粉末成形法ならびにその製品に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
【解答群】
(ア) |
CIP(冷間静水圧成形)、HIP(熱間静水圧成形)は金型成形法の一種である。 |
(イ) |
粉末成形品を焼結する際の体積変化は、一般にセラミックス粉より金属粉の方が大きい。 |
(ウ) |
粉末成形品は、溶融製品よりも偏析が大きくなりやすい。 |
(工) |
粉末成形では、溶融状態では溶けあわず製造が難しい物質の複合材料を作ることができる。 |
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