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平成21年度1次試験解答:運営管理

設問1

解答:ウ

生産統制に関する問題である。

(ウ)

生産統制は、現品管理と余力管理の2つの機能から構成される。
⇒生産統制は、進捗管理、余力管理、現品管理の3つの機能から構成される。

進捗管理
仕事の進捗状況を把握し、日々の仕事の進み具合を調整する活動である。
現品管理
資材、仕掛品、製品などの物について、運搬・移動や停滞・保留の状態を常に把握し管理する活動である
余力管理
各工程または個々の作業者について、現在の負荷状態と現有能力とを把握し、現在どれだけの余力または不足があるのかを検討し、作業の作業の再配布を行い能力と負荷を均衡させる活動である。

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設問2

解答:ウ

PQCDSMEに関する問題である。

手法 内容
P(Productivity:生産性) インプットに対しアウトプットをできるだけ多くすること
Q(Quality:品質) ねらいどおりの品質の製品・サービスを提供すること
C(Cost:原価、経済性) 資源のムダを減らし、安いコストで製品・サービスを生産すること
D(Delivery:数量、納期) 必要な時に、必要な量だけ製品やサービスを提供すること
S(Safety:安全性) 作業者の負荷が軽減され、労働災害や事故がなく、安全に作業ができ、さらに安全な製品やサービスを提供すること
M(Morale:働きがい、士気) 人の能力が開発・向上され、良い職場環境のもとで、働きがいをもって仕事ができること
E(Environment、Ecology:環境) 環境に対し負荷をかけない生産プロセスを設計し、環境に対し負荷をかけない製品やサービスを提供すること
(ア) 原価の低減や経済性の向上を推進する活動
⇒○:正しい。
(イ) 決められた量の確保や納期を遵守する活動
⇒○:正しい。
(ウ) 作業の標準化や標準部品の使用を進める活動
⇒×:S(Safety:安全性)は、安全性に関する指標である。
(工) 職場環境の向上や勤労意欲を高める活動
⇒○:正しい。

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設問3

解答:ウ

(ア) 個別単品生産−ラインバランシング
  ⇒×:ラインバランシングとは、生産ラインを構成するワークステーションの作業負荷あるいは作業能力を均衡化することである。したがって、単一品種多量生産に適している。
(イ) 多品種少量生産−PERT
  ⇒×:PERTとは、製品開発の日程計画を立てる時に用いられる技法である。個別単品生産に適している。
(ウ) 多品種ロット生産−サイクリックスケジューリング
  ⇒○:サイクリックスケジューリングとは、一定の周期(サイクル)で生産を繰り返す場合のスケジューリング。多品種ロット生産に適している。
(工) 単一品種多量生産−ジョブショップスケジューリング
  ⇒×:ジョブショップスケジューリングとは、加工の目的が異なった各種の機械と作業者から構成される職場(ショップ)に来る仕事を効率よく処理するための計画を決めることである。単一品種多量生産には適さない。

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設問4

解答:ウ

(ア) 圧入
⇒×: 圧入とは、 強い圧力を加えて物を押し込むことである。組み立て性は良いが分解性は悪い。
(イ) カシメ
⇒×: カシメとは、分解する必要が無い箇所について、リベットを加圧する事により接合する方法である。組み立て性は良いが分解性は悪い。
(ウ) ネジ締め
⇒○:ネジ締めとは、ネジを締めることである。組み立て性,分解性ともに良い。
(工) ハンダ付け
⇒×:ハンダ付けとは、ハンダを熱で溶かしたものを一種の接着剤として用いることにより、金属や電子部品を接合する作業のことである。組み立て性は良いが分解性は悪い。

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設問5

解答:イ

(ア) PDPC法は、事前に考えられるさまざまな結果を予測し、プロセスの進行をできるだけ望ましい方向に導く手法である。
⇒○:PDPC法に関する説明である。
(イ) 系統図法は、事実、意見、発想を言語データでとらえ、それらの相互の親和性によって図を作成し、問題の所在、形態を明らかにする手法である。
⇒×:親和性法の説明である。
(ウ) マトリックス図法は、行に属する要素と、列に属する要素の二元的関係の中から問題解決の着想を得たりする手法である。
⇒○:マトリックス図法の説明である。
(工) 連関図法は、原因−結果、目的−手段などが絡み合った問題について、その関係を論理的につないでいくことによって問題を解明する手法である。
⇒○:連関図法の説明である。

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