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平成29年度1次試験問題:経営情報システム

設問21

 システム開発の成功のためには、プロジェクトの予算と実績の差異分析が重要になる。その手法の1つにアーンド・バリュー分析がある。アーンド・バリュー分析では、AC(Actual Cost:コスト実績値)、EV(Earned Value:出来高実績値)、PV(Planned Value:出来高計画値)を用いて、コスト効率指数であるCPI (Cost Performance Index)や、スケジュール効率指数であるSPI(Schedule Performance Index)などを計算する。
 CPI とSPIの計算式の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
【解答郡】
(ア) CPI=AC/EV SPI=EV/PV
(イ) CPI=EV/AC SPI=EV/PV  
(ウ) CPI=EV/PV SPI=AC/EV  
(エ) CPI=EV/PV SPI=EV/AC  

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設問22

 ATMを使った金融取引やPC へのログインの際など、本人確認のための生体認証技術が広く社会に普及している。認証の精度は、他人受入率(FAR:False Acceptance Rate)と本人拒否率(FRR:False Rejection Rate)によって決まる。この2つはトレードオフ関係にあり、一般に片方を低く抑えようとすると、もう片方は高くなる。
 FARとFRRに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a Aが低いと安全性を重視したシステムになり、B が低いと利用者の利便性を重視したシステムになる。
b ATMでの生体認証では、C が十分低くなるように設定されている。
c なりすましを防止するには、D を低く抑えることに重点をおけばよい。
【解答郡】
(ア) A:FAR B:FRR C:FAR D:FAR
(イ) A:FAR B:FRR C:FRR D:FRR
(ウ) A:FRR B:FAR C:FAR D:FAR
(エ) A:FRR B:FAR C:FRR D:FRR

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設問23

 中小企業A社は、現在クライアント・サーバ方式で財務・会計システムを保有しているが、クラウド・コンピューティングへの移行を検討している。
 クラウド・コンピューティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) PaaSを利用する場合、ミドルウェア部分のサービスのみが提供されるため、現行のクライアント・サーバシステムを保有し続ける必要がある。
(イ) SaaS 利用ではアプリケーション、PaaS 利用ではミドルウェアというように、それぞれサービスを提供する業者が異なるため、それらをうまく組み合わせてシステムを再構築する必要がある。
(ウ) SaaSを利用する場合、課金体系は月額固定制であることが法的に義務付けられているため、システムの利用頻度が高いほど業務単位当たりの実質的コストが軽減できる。
(エ) SaaSを利用する場合、業者の提供するアプリケーションを活用することになるため、自社業務への適合性などをよく検討する必要がある。

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設問24

 ある企業では、ここ数年の月当たり販売促進費とその月の売上高を整理したところ、下図のような関係が観察された。
 販売促進費と売上高の関係式を求めるための分析手法として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【解答郡】
(ア) 因子分析
(イ) 回帰分析
(ウ) クラスター分析
(エ) コンジョイント分析

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設問25

 アンケート調査では、どのようなデータを収集するか、あるいはどのような測定
尺度を用いるかを定める必要がある。
それらに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適
切なものを下記の解答群から選べ。

a A で測定されたデータは、身長や体重などのように値 が絶対的な意味を持つ。
b B で測定されたデータは、値の大小関係と差の大きさに意味があり、値 は相対的な意味しか持たない。
c 特定の年あるいは期間に生まれた人の集団をC といい、人口の推移を分析する場合などに用いられる。
d 同一標本に対し継続的に繰り返し調査を行う場合、調査対象となった集団をD という。

【解答郡】
(ア) A:間隔尺度 B:比(比例)尺度 C:コーホート(cohort) D:パネル(panel)
(イ) A:間隔尺度 B:比(比例)尺度 C:パネル(panel) D:コーホート(cohort)
(ウ) A:比(比例)尺度 B:間隔尺度 C:コーホート(cohort) D:パネル(panel)
(エ) A:比(比例)尺度 B:間隔尺度 C:パネル(panel) D:コーホート(cohort)

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