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平成28年度度1次試験問題:経営情報システム

設問11

  インターネットを利用するために光ケーブルあるいはCATV等のWAN側の回線を選択すると、その回線をLANに接続するONUやモデムが設置される。ONUやモデムに無線LAN機能が付いていない場合に、無線LAN環境を利用して複数のPCやLAN対応機器を接続したい場合には、無線LANルータを設置・運用する。
 この無線LANルータの利用に関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 設置されたONUやモデムにLAN接続端子が装備されているので、ここから無線LANルータのWAN側の接続端子に、LANケーブルによって接続する。無線LANルータに【 A 】の機能が付いている場合はLAN接続端子が複数
あるので、その数のPCやLAN対応機器を接続できる。さらに多くの機器を利
用したい場合は【 A 】を多段に接続し、使用可能台数を増やすことができ
る。

 無線の到達距離を伸ばしたい場合は、複数の無線LANルータを設置する。2台目以降の無線LANルータはルータモードではなく【 B 】モードで使用するのが一般的である。

 無線LAN環境を利用する場合は無線LANルータにおいて、SSIDの名称設定、【 C 】等の無線LAN接続の認証方法と暗号化方式の選択、および暗号化キーの設定を行い、近隣に設置された機器が利用している周波数と重ならないように【 D 】の変更を行う。

【解答郡】
(ア) A:DSU B:WiFi C:TKIP-AES D:バンド
(イ) A:スイッチングハブ B:WiFi C:WPA-PSK D:ホッピング
(ウ) A:スイッチングハブ B:ブリッジ C:WPA-AES D:チャネル
(エ) A:リピータハブ B:スイッチ C:WPA-WEP D:バンド

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設問12

 インターネットを利用した電子メールが普及し、PCのみならず、スマートフォンやタブレット端末などの様々な機器で電子メールの送受信が行われている。各種の機器で電子メールの送受信を行う場合、Webブラウザ上のWebメール機能の利用や、それぞれの機器に対応したメーラーと呼ばれる電子メールクライアントソフトを利用する。その利用のためにいくつかの項目を設定することが必要な場合もあるので、電子メールの設定の仕組みを理解することが望ましい。

 電子メールの利用に関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

  自社が管理する電子メールアドレスの送受信をWebブラウザで行う場合は、【 A 】サーバにWebメール対応の仕組みを稼働させるWebメールインタフェースを追加する必要がある。
一方、PC、スマートフォンやタブレット端末などでメーラーを使用する場合は、各々の機種に対応したソフトウェアを入手し、メールを受け取るPOP3やIMAPサーバおよびメールを送信する【 B 】サーバのアドレスと【 C 】を初めに設定する必要がある。またメールを暗号化して送受信したい場合は【 D 】に対応したメーラーを使用する必要がある。

【解答郡】
(ア) A:DNS B:Samba C:認証ID D:https
(イ) A:Web B:Samba C:パスワード D:DES
(ウ) A:メール B:SMTP C:ポート番号 D:S/MIME
(エ) A:メール B:SNMP C:認証ID D:DES

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設問13

  個人番号カードによる公的個人認証サービスに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 個人番号カードから利用者証明用電子証明書を読み出せば、基本4情報も読み出せる。
(イ) 個人番号カードの利用者証明用電子証明書は、地方公共団体情報システム機構の署名用認証局から発行される。
(ウ) 個人番号カード保有者が転居しても、市区町村に転居を届けて個人番号カード記載内容を変更してあれば、個人番号カードの利用者証明用電子証明書にアクセスすることで転居したことが分かる。
(エ) 個人番号カード保有者の転居により住所が変わっても、個人番号カードの利用者証明用電子証明書は有効である。

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設問14

  ものづくりにおいては、ロボット等の製造設備間の、ITの活用による「つながる」仕組みとそのセキュリティの実現が求められている。日本でも、一般社団法人日本ロボット工業会がORiN(Open Robot/Resource interface for the Network)を策定して推進している。最新版はORiN2である。これに関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) ORiN2はCAOを利用して、多様な制御装置や製造設備、各種アプリケーションを相互に接続する。
(イ) ORiN2は、ソフトウェアとハードウェアの標準化仕様である。
(ウ) コネクタと呼ばれるインタフェースが制御装置のメーカ固有のインタフェースを変換するので、既存の制御装置のインタフェースをそのまま利用できる。
(エ) 通信プロトコルであるe-CAPは、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用している。

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設問15

  システム開発プロジェクトには失敗事例が多いといわれる。システム開発の失敗をできるだけ避けるため、種々の指針や概念が提示されている。これに関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 開発担当者と運用担当者が一体となり、お互いに協力してシステム開発・リリースを的確に行おうという考え方を一般的にDevOpsという。
(イ) コンピュータシステムに組み込むべき業務に関わる要求を機能要求、業務機能ではない要求を非機能要求という。独立行政法人情報処理推進機構では非機能要求の要求項目を、可用性、性能・拡張性、運用・保守性の3項目に整理している。
(ウ) システム開発受託企業がシステムに求められる要件をどこまで実現するのかを明記し、かつ、実現できなかった場合の対処法も明記する契約書をSLMと呼ぶ。
(エ) システム開発の際に用いられる用語として、As-IsとTo-Beがあるが、As-Isとは開発するシステムのあるべき姿を指す。

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