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平成23年度1次試験問題:経営情報システム

設問11

 多様なワイヤレス技術の発達は、複雑な配線を伴わないことからシステム構築を容易かつ柔軟にし、機器の小型化ともあいまって、情報システムをより身近なものにしている。
 今、事務所内で下図のようなシステムを構築しようとしている。このシステムの構築、運用に関する記述として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【図の説明】
  ・サーバーPCと無線LAN機能付きブロードバンドルータはLANケーブルで接続。
  ・プリンタおよびノートPC、デスクトップPCはブロードバンドルータに無線LANで接続。

【解答郡】
(ア) Bluetooth は10m以内であれば、すべての対応機器に反応してしまい、接続する機器が特定できないので、この事務所ではBluetooth 機能付きのキーボードは使うべきではない。
(イ) PCやプリンタとブロードバンドルータの接続をWPAと呼ばれる暗号化方式で認証する場合、PCやプリンタ側ではブロードバンドルータで設定したSSIDとWPAキーを入力する。
(ウ) デスクトップPCとノートPCの間のファイル交換は、Bluetooth によっては行えず、無線LANとブロードバンドルータを介して行う。
(エ) ノートPCとプリンタは、USB接続端子があっても、ひとたびワイヤレス接続の設定をすると、以後はUSB接続ができなくなる。

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設問12

 事務所内で、インターネットの様々な仕組みを業務に利用しなければならない場面が増え、インターネットの管理・運用についての理解が求められている。
  インターネットにおいて、以下のa〜cの記述内容とそれを提供する機能や機器名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

ドメイン名・ホスト名とIPアドレスを対応付ける機能を持ち、Webクライアントからのアドレス指定の際の問い合わせなどに答える。
事務所内のLANにPCが接続された時、当該PCが使用するIPアドレスを割り当てる。
グローバルIPアドレスと事務所内のプライベートIPアドレスの交換を行う。
【解答郡】
(ア) a:DHCP b:NAT c:VPN
(イ) a:DNS b:DHCP c:NAT
(ウ) a:NAT b:ブロードバンドルータ c:プロキシサーバー
(エ) a:VPN b:プロキシサーバー c:DNS

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設問13

 IS(Information System)の利用において、企業内で「経営層」、「IS部門」、「IS活用部門」(すなわちユーザ)それぞれの果たすべき役割が明確でないと、ISの企画・計画等を担当する要員が、開発・運用を担当する要員に比べて手薄になる場合がある。この結果起こり得る問題として、最も不適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) ITガバナンス機能の不在
(イ) 開発プロジェクトの失敗
(ウ) 経営戦略とIT戦略のギャップ
(エ) システム処理能力の不足

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設問14

 今後の取引決済では、電子的資金決済がさらに普及してくる。平成20年に施行された電子記録債権法に基づいて実施される電子記録債権制度に関する説明として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 参加金融機関は全国銀行協会正会員だけである。
(イ) 電子記録債権にも手形同様に印紙税が課税される。
(ウ) 電子債権記録機関は全国銀行協会が設立した「でんさいネット」だけである。
(エ) 利用者には個人事業主が含まれる。

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設問15

 多量の業務データを分析して経営意思決定に活用するBI(Business Intelligence)システムでは、OLAP(OnLine Analytical Processing)が利用される。OLAPを構築するには、R-OLAP(Relational-OLAP)とM-OLAP(Multi-dimensional OLAP)という2つのアーキテクチャがある。この2つを比較したとき、R-OLAPに関する説明として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 業務システムのマスターテーブルに存在しない、分析のためのカテゴリ項目の設定が難しい。
(イ) 集計結果を保持するために大きなメモリが必要になる。
(ウ) 要約情報を事前に作成するために、まとまった時間が必要になる。
(エ) 利用者のデータ分析要求に対する応答が早い。

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