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平成19年度1次試験問題:経営情報システム

設問21

 ネットワークへの不正侵入対策には侵入検知システム(Intrusion Detection System : IDS)が使われる。これに関する説明として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) ネットワーク型IDSは、通常、ステルスモードで設置するので、Dos攻撃にも影響されない。
(イ) 不正侵入対策にはネットワークレベルとホストレベルがあるので、情報システムの特徴を考慮していずれかでの対策を検討すべきである。
(ウ) ホスト型IDSには、VPNパケットについても分析処理が可能なものがある。
(エ) ホスト型IDSは、ネットワーク上に独立の侵入検知用サーバホストを設置して、ネットワーク上の他のサーバホストを監視するシステムである。

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設問22

 当社は、政府機関への情報サービス提供を計画している。このとき、経済産業省が公表している「情報システムに係る政府調達へのSLA導入ガイドライン」に準拠することが求められる。これについて最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) SLAは、契約書の付属資料として提出する仕様書の中で提示しなければならない。
(イ) SLAを提案するならば、既稼動システムの保守・運用契約の更新時の導入はシステムの一貫性を維持することが難しいので、新規システムの開発・運用を一括発注する場合に提案するほうが容易である。
(ウ) サービスレベルが所定の水準と異なった場合の対応として、契約上の対応と財務上の対応をあらかじめ決定してSLAに記載することは必須であるが、運用上の対応については任意である。
(エ) 落札方式には、総合評価落札方式と最低価格落札方式がある。このうち最低価格落札方式では、SLAを仕様書に記載することが必須である。

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設問23

  二大新聞(A新聞とB新聞)の地域による普及度の違いを調べるために、関東の 220世帯と関西の180世帯で読者数を調べたところ、それぞれ次の表のようになっ た。この表から地域・新聞ごとの普及度における違いの5%水準での統計的な有意性を調べたい。この表のχ2乗値は7.53である。
 χ2乗表によると、5%水準でのχ2乗値は自由度1では3.84、自由度2では5.99、 自由度4では9.49である。
 最も適切なものを下記の解答群から選べ。

関東関西合計
A新聞14090230
B新聞8090170
合計220180400
【解答郡】
(ア) 7.53は9.49より小さく、統計的に有意な差はない。
(イ) 関東と関西で標本数が異なるので、統計的に有意な差を確認できない。
(ウ) 要因の自由度は1である。
(エ) 要因の自由度は2であり、統計的に有意な差がある。

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設問24

 コンサルティング会社を使って、当社の製品やサービスについて満足度や評価のアンケート調査を実施した。20の質問をリッカート尺度(5段階尺度で、1=全く違うと思う、3=いずれとも言えない、5=全くそう思う)により計測した。このデータを因子分析法により分析する。これについて最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 因子分析により、多数の因子を抽出することができる。25程度の因子を抽出することも可能である。
(イ) 固有値が1以下の因子を残すべきである。
(ウ) 質問変数間の関係は線形であることが前提である。
(エ) 抽出される因子は、データ中に異常値があってもこれに影響されない。

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