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平成21年度1次試験問題:運営管理

設問11

 下図に示される2段階生産工程では、かんばんループにより仕掛在庫が制御されている。すなわち、かんばんは、工程1で生産物に取り付けられ、処理が開始される。工程1で処理を完了した生産物は工程2に送られる。工程2での処理が完了したとき、かんばんは取り外され、工程1の生産指示に回される。ただし、各工程では、1度に、1つの生産物が処理されるものとする。

次の表は、工程1と工程2における品番11〜17の生産物の処理の開始時刻と完了時刻を示している。かんばん枚数が5枚のとき、工程1における品番18の生産物の処理の開始時刻として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

品 番1112131415161718
工程1開始時刻46566669768087 
完了時刻49586974808488 
工程2開始時刻76788792100108109 
完了時刻788792100108109117 
【解答群】
(ア) 87
(イ) 88
(ウ) 92
(工) 100

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設問12

 2種類の製品A、Bは、3種類の原料a、b、cを混合して生産される。製品1単位の生産に使用される原料の量、原料の保有量および製品1単位当たりの利益は下表に示されている。
 保有原料で製品A、Bを生産するとき、下記の解答群に示す生産量の組(Aの生産量、Bの生産量)のうち、総利益を最も高くする実行可能なものを選べ。

 原料a原料b原料c製品1単位
当たりの利益
製品A
製品B
原料の保有量122036
【解答群】
(ア) (6. 1)
(イ) (4, 2)
(ウ) (2, 3)
(工) (0, 4)

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設問13

 計量モデルによる需要予測に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 最小二乗法による需要関数のパラメータ推定では、パラメータ数以上の需要データが必要である。
(イ) 重相関係数は、需要関数での推定がどの程度需要量を説明したかを測るのに用いられる。
(ウ) 需要関数の説明変数が多くなれば、最小二乗法における残差平方和は小さくなる。
(工) 需要関数の説明変数が多くなればなるほど、予測精度は高くなる。

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設問14

 在庫のABC管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) B品目では、数量に応じて類似品をグループ化し、グループごとに予測・発注・納入を行うことに重点が置かれる。
(イ) 在庫金額の多いA品目では、在庫の削減よりも、むしろ、発注業務や伝票作成などの管理事務の手間を省くことに重点が置かれる。
(ウ) 在庫金額の少ないC品目では、現品管理を徹底し、納入時点をきめ細かく指示して余分な発注を慎むことに重点が置かれる。
(工) 在庫のABC管理では、横軸に品目を在庫金額の少ない順に、縦軸に在庫金額を示したABC曲線が用いられる。

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設問15

 サプライチェーンの上流に行くほど発注量の変動が大きくなるブルウィップ効果と呼ばれる現象が知られている。定期発注方式を用いたときに需要量の変動よりも発注量の変動が増加する原因として、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 安全在庫量の増加
(イ) 需要量の予測誤差の増加
(ウ) 納入リードタイムの増加
(工) 発注間隔の増加

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