平成21年度1次試験解答:運営管理
設問16
解答:ア
資源有効利用促進法は、循環型社会を形成していくために必要な3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組みを総合的に推進するための法律である。
(ア) | 指定再利用促進製品の製造事業者は、分別回収の促進のための表示を行うことが求められる。 ⇒×:指定再利用促進製品の製造事業者は、分別回収の促進のための表示を行うことが求められていない。ただし、指定表示事業者は分別回収の促進のための表示を行うことが求められる。 |
設問17
解答:ア
(ア) | PTS法や標準時間資料法では、正味時間を算定する際にレイティングの操作を行う必要がある。 ⇒×:PTS法はレイティングの操作を行う必要はない。 PTS法は、IEにおいての作業測定の方法で間接測定法のひとつである。 全ての身体動作をそれを行うのに必要な基本動作に分割し、あらかじめ別に定められた時間値を、その動作の種類、大きさ、その動作にかかる条件によって割り当てる手続き。 |
設問18
解答:ア
(ア) | P−Q分析 ⇒×: 製品と生産量を正確に把握するために行う分析手法。なに(Product)を生産し、どれだけ(Quantity)生産するのかを分析する手法である。 |
(イ) | サーブリッグ分析 ⇒○:サーブリッグ分析とは 、人間が行う手作業の最小単位であるサーブリッグを18種類定め、この18種類の作業 動作の実態を分析し、業務の改善を図るもの |
(ウ) | 両手動作分析 ⇒○:両手動作分析とは、作業者の両手動作の関連性を分析してそれを改善する方法である。 |
(工) | 連合作業分析 ⇒○:連合作業分析とは、複数の作業者、または作業者と機械が連携して行う作業を分析する手法である。 |
設問19
解答:エ
計算式を以下にまとめる。
設備総合効率=時間稼働率×性能稼働率×【A:良品率】
ただし、
時間稼働率=(負荷時間−【B:設備稼働時間】)÷負荷時間
性能稼働率=(【C:基準サイクルタイム】×加工数)÷稼働時間
設問20
解答:エ
(工) | 段取作業による生産ラインの停止時間を抑制するために、外段取作業を内段取化した。
段取り改善においては、内段取りの外段取り化が有効である。すなわち、「工程の流れを止めないと行えない段取り」を「工程の流れを止めないでもできる段取り」に切り替えられないかを検討するべきである。 |