平成19年度1次試験解答:運営管理
設問1
解答:エ
(ア) | 稼働率とは、人または機械における就業時間もしくは拘束時間に対する稼働可能な時間との比率のことである。 →×:稼働率とは、JISの定義では、「人又は機会における就業時間若しくは利用可能時間に対する有効稼働時間との比率」である。 |
(イ) | 仕事量とは、仕事を遂行するために必要な単位時間あたりの仕事の負荷量のことである。 →×:仕事量とは、JISの定義では、「仕事量全体を表す尺度で、仕事を一人の作業者で遂行するのに要する時間」のことである。 |
(ウ) | 付加価値とは、製品またはサービスの価値のなかで、顧客にとって有効な価値のことである。 →×:付加価値とは、JISの定義では、「製品またはサービスの価値の中で、事故の企業活動の結果として、新たに付与された価値」である。 |
(工) | リードタイムとは、発注してから納入されるまでの時間、あるいは、素材が準備されてから完成品になるまでの時間のことである。 →○:リードタイムとは、発注から注文品到着までの期間のことで、通常は日数で示します。 |
設問2
解答:ウ
システマティックレイアウトプランニング(SLP) に関する問題である。
(ア) | P−Q分析 →○:SLPにおける分析手法の一つである。 |
(イ) | アクティビティ相互関係の分析 →○:SLPにおける分析手法の一つである。 |
(ウ) | 基準日程の分析 →×:基準日程は日程・時間を決める物指しであり、標準的な日程である。すなわちSLPとは関係ない |
(工) | 物の流れの分析 →○:SLPにおける分析手法の一つである。 |
設問3
解答:イ
(ア) | 機能設計は、製品企画段階で行われる活動である。 →×:機能設計は、製品設計段階で行われる活動である。 |
(イ) | 組立図は、構成部品とそれらの関連の状態を表現した図である。 →○:組立図とは、全ての部品をどのように組み合わせるかを表したものである。 |
(ウ) | 製品開発には一般に、製品企画、製品設計、生産設計、生産の立ち上げに関する活動、生産が開始されてからの生産量の変動への対応が含まれる。 →×:生産が開始されてからの生産量の変動への対応は製品開発には含まれない。 |
(工) | 製品寿命とは、一つの製品の企画・設計段階から、製品が完成するまでの期間をいう。 →×:製品寿命とは、一つの製品の企画・設計段階から、製品の販売場打ち切られるまでの時間である。 |
設問4
解答:ア
【A:CAD】は、製品の形状などのデータから構成されるモデルを、コンピュータの内部に作成し、解析することにより進められる。【B:CAM】は、【A:CAD】で作成されたデータをもとに、生産に必要な情報を生成し、生産する方式である。
【C:CAE】は、それらの情報を統合的に処理し、製品品質、製造工程などを解析評価する方式である。
設問5
解答:イ
(ア) | 受け持ちの仕事の範囲を広げたり、仕事の種類を多様化することは、職務転換(job rotation)にあたる。 →×:受け持ちの仕事の範囲を広げたり、仕事の種類を多様化することは、職務拡大(job enlargement)にあたる。 |
(イ) | 同じ職場のメンバー間での応援や、協力、交替ができるようにすることは、集団作業化(grouping)にあたる。 →○:正しい |
(ウ) | 質的に高度の仕事を与えたり、工程の設計や改善ができるようにすることは、職務拡大(job enlargement)にあたる。 →×:質的に高度の仕事を与えたり、工程の設計や改善ができるようにすることは、職務充実(job enrichment)にあたる。 |
(工) | 生産状況に応じて受け持ちの仕事を変えることは、職務充実(job enrichment)にあたる。 →×:生産状況に応じて受け持ちの仕事を変えることは、職務転換(job rotation)にあたる。 |