消費者の購買行動

消費者の購買行動に影響を与える要因

消費者の購買行動に影響を与える要因は、文化的特性、社会的特性、個人的特性、心理的特性に大別される。

過去問題 平成13年度 1次試験 第24問

文化的特性

1. 文化
2. 副文化（国籍・宗教・人種）
3. 社会階層

社会的特性

1. 準拠集団（個人の行動に影響を与える集団である。）
   　※準拠集団は、気兼ねなく話せる身近な一次集団と、社会的生活における集団である二次集団に大きく分けられる。
   　　第１次的集団：友人や隣人、同僚
   　　第２次的集団：宗教組織、職業組合　等
   
2. 家族

個人的特性

1. 年齢
2. 職業
3. 経済的状況
4. ライフスタイル
5. 個性

心理的特性

1. 購買動機
2. 学習
3. 態度

製品購買プロセス

消費者が購買にいたるプロセスは、問題認知→情報探索→代替案の評価→購買行動→購買後の評価の５つの段階に分けることが出来る。

過去問題 平成14年度 1次試験 第24問

問題認知

理想の状態と現状との差の認識、解決の必要性に気づく。

情報探索

認識された問題を解決するために必要な情報を探し出す。

代替案の評価

探し出した情報から、いつくかの代替案を絞り、評価を行う。

購買行動

代替案の中から最も評価の高い商品を、最も適切な店舗で購入する。
購買行動のタイプは次の３つに分類される。

過去問題 平成16年度 1次試験 第35問

定型的問題解決行動（日常的反応行動）

消費者が製品やブランドについての知識を十分に持っている場合の購買行動

限定的問題解決行動

製品については熟知しているが、そのブランドについての知識が乏しい場合の購買行動

拡大的問題解決行動（包括的問題解決行動）

消費者が製品やブランドについての知識が十分でない製品を購買する時の購買行動

購買後の評価

購入された商品を実際に使用し、購入前の期待と結果を比較し評価する。