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経営目的

企業を経営するにあたっては、経営目的経営理念経営目標を明らかにしておく必要がある。

経営目的

経営目的とは、企業がその経営行動によって実現したい到達状態のこと経営目的には次の2つの側面がある。
価値的側面(経営理念)・・・「実現したい」方向性
事実的側面(経営目標)・・・具体的な「到達状態」
経営目的の体系

経営理念

経営理念とは、企業の経営全体を包括する考え方と思想を意味し、企業内の 人間と諸活動全体の精神的な支柱となるべきものです。

例)経営理念の例
松下電器の経営理念
東芝の経営理念
シャープの経営理念

過去問題 過去問題

経営行動基準

経営行動基準とは、経営理念実践の指針を、わかりやすく具体的に表現したものです。

例)経営行動基準の例
松下電器の経営行動基準
東芝の経営行動基準
シャープの経営行動基準

CI(Corporate Identity)

CIとは、経営理念に基づき、企業イメージや行動様式の統一化を図ることである。
社外的な効果のみならず、社内的にも共通した企業の存在意義を浸透させていく効果 がある。
社名(ブランド名)の変更、社章やイメージマークの導入、キャッチコピーをつけるなどがそれに該当する。

経営目標論

経営目標論には、単一目標論多目標論の二つの考え方がある。

単一目標論

利潤極大化説
利潤を極大化(目標は高ければ、高いほど望ましく、特に一定の水準を設けない)する。
制限利潤説
利潤極大化説を修正した単一目標論であり、利潤の追求に一定の水準を設けている。

多目標論

アンゾフのROI(Return On Investment:投資利益率)目標体系
アンゾフは、基本目標として長期的なROI(投下した資本がどれだけの利益を生んでいるのかを測る際に一般的に使われる指標)の上昇を挙げ、二次的な目標として、社会的責任のような非経済的目標を加えた目標体系を示している。
アンゾフのROI目標体系
ドラッカーの存続目標体系
ドラッカーは、存続・成長を最上位目標におき、8つの下位目標をバランスよく配置した多目標体系を示している。
ドラッカーの存続目標体系
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