平成１８年度１次試験解答：企業経営理論
設問３１
解答：イ
| （ア） | おしゃれな飲食店へのセールスの強化 →○：おしゃれな飲食店へのセールスの強化は高級品のイメージに適合する。 |
| （イ） | 郊外のスーパー店頭で平日に試飲会を開催 →×：「郊外のスーパー店頭」、「平日に試飲会」というのは、ブランドイメージを低下させる恐れがある。 |
| （ウ） | 試飲を含む有料シャンパン講座の開講 →○：有料にすることで、高級品のイメージを損なわない。また口コミによる訴求効果も期待できる。 |
| （工） | 百貨店でのシャンパン展示即売会への出店 →○：百貨店でのシャンパン展示即売会への出店は郊外のスーパー店頭とは異なり高級品のイメージを損なわない。 |
| （オ） | バレンタインデー用の連合広告への参加 →○：連合広告とは、複数の会社の広告が集まる広告ページのことである。バレンタインデー用の連合広告への参加は、シャンパンの販売に寄与することになる。 |
設問３２
解答：ウ
| （ア） | サービスマークは、自社を他社から区別して訴求することを目的に利用される。 →○：サービスマークとは、サービス産業において、サービス提供者が自己の提供するサービスを他人の提供するサービスから識別するために使用するマークのことである。 |
| （イ） | サービスを継続的に提供する場合、事前にお試しとして体験させることによって、顧客の不安を取り除くことができる。 →○：サービスは品質を目で確かめることができない。よって、サービスを事前にお試しとして体験させることによって、顧客の不安を取り除くことができる。 |
| （ウ） | サービスを提供するときに、顧客との接触時間が長くなるほど、高い顧客満足につながる。 →×： 顧客との接触時間が長くなるほど、高い顧客満足につながるとは一概にはいえない。要領を得ない説明や段取りの悪さの為に、顧客との接触時間が長くなっているのであったならば顧客満足は低下する。 |
| （工） | 事前の期待と実際の知覚を比較することによって、サービスに関する満足度を測定することができる。 →○：サービスの満足度は、事前の期待と実際の知覚によって決まる。よって、事前の期待と実際の知覚を比較することによって、サービスに関する満足度を測定することができる。 |
| （オ） | マニュアルを作成し、浸透させることによって、サービス品質の人による差異を減少させることができる。 →○：サービスのマニュアルを作成・浸透させることで、サービス品質の人による差異を減少させることができる。 |
設問３３
解答：イ
| （ア） | 近隣の事業所を対象に弁当の宅配を行う。 →○：近隣の事業所を対象に弁当の宅配は、今まで構築して認知されているブランドを生かすこともできるし、売り上げの向上にもつながる。 |
| （イ） | コンビニエンスストア・チェーンのＰＢ（プライベートブランド）弁当開発に協力して売上増を図る。 →×：ＰＢ（プライベートブランド）とは、大手卸、大手小売チェーン、食品スーパーなど、販売する側の流通業者がつけた独自のブランドであり、今まで構築して認知されているブランドを生かすことはできない。 |
| （ウ） | 自動車客を狙ってドライブインを開設し、弁当をそこの主力とする。 →○：ドライブインを開設し、弁当をそこの主力ことで、今まで構築して認知されているブランドを生かすこともできるし、売り上げの向上にもつながる。 |
| （工） | 大規模小売店の弁当大会や物産展へ継続的に参加する。 →○：大規模小売店の弁当大会や物産展へ継続的に参加することで、今まで構築して認知されているブランドを生かすこともできるし、売り上げの向上にもつながる。 |
| （オ） | 保存のきく冷凍弁当を開発して通信販売を行う。 →○：保存のきく冷凍弁当を開発して通信販売を行うことで、今まで構築して認知されているブランドを生かすこともできるし、売り上げの向上にもつながる。 |
設問３４
解答：エ
| （ア） | 新しい市場セグメントを追加する。 →○：成長期には新しい市場セグメントを追加する戦略が採用される。 |
| （イ） | 新しい流通チャネルを追加して、開放的なチャネル政策を展開する。 →○：成長期には市場シェアの最大化を目指し、開放的なチャネル戦略が採用されることが多い。 |
| （ウ） | 競争対抗のために価格を引き下げる。 →○：成長期には市場シェアの最大化を目指し価格の引き下げ戦略が採用されることが多い。 |
| （工） | 製品認知を目標とする広告を追加する。 →×：製品に対する認知を高めるのは導入期に行なうべき政策である。 |