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平成25年度1次試験問題:経営法務

設問6

 特許権の侵害に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 特許権者は、自己の特許権を侵害するおそれがある者に対し、その侵害の予防を請求することができる。
(イ) 特許権を侵害した者が、特許権者に対し、その侵害の行為によって受けた利益の額を超えて、損害を賠償すべき場合はない。
(ウ) 物を生産する方法の発明において、その発明により生産された物を輸入する行為は、当該発明に係る特許権の侵害とはならない。
(エ) 物を生産する方法の発明についての特許権の侵害訴訟において、その物が特許出願前に日本国内において公然と知られた物であるときは、その物と同一の物はその方法により生産したものと推定される。

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設問7

 特許を受ける権利に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 産業上利用することができる発明をした場合であっても、その発明について特許出願がなされなければ、発明者に特許を受ける権利が発生しない。
(イ) 特許を受ける権利がAとBの共有に係る場合、AとBは、それぞれ他の共有者の同意を得ずに、自己の持分について譲渡することができる。
(ウ) 特許を受ける権利は、譲渡により移転することができる。
(エ) 特許を受ける権利は、抵当権の目的とすることができる。

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設問8

 特許権及び実施権に関する記述として 、最も不適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 特許権者Aが保有する特許権について、B に専用実施権の設定の登録がなされた。この場合、当該設定行為で定めた範囲内において、特許権者Aと専用実施権者B とは、当該特許発明の実施をする権利を共有する。
(イ) 特許権者Cから専用実施権の設定の登録を受けたDは、当該特許権を侵害する者に対して、差止請求権を行使することができる。
(ウ) 特許権者は、専用実施権者があるときは、当該専用実施権者の承諾を得た場合に限り、その特許権を放棄することができる。
(エ) 日本国内において、特許権の設定の登録の日から継続して3年以上、その特許発明の実施が適当にされていないとき、その特許発明の実施をしようとする者は、特許権者又は専用実施権者に対し通常実施権の許諾について協議を求めることができる。ただし、その特許発明に係る特許出願の日から4年を経過しているものとする。

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設問9

 地域団体商標に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) 地域団体商標に係る商標権者は、その商標権について、「地域団体商標に係る商標権を有する組合等の構成員」地域団体構成員以外の他人に専用使用権を許諾することができる。
(イ) 地域団体商標に係る商標権は譲渡することができる。
(ウ) 「地域団体商標に係る商標権を有する組合等の構成員」地域団体構成員は、当該地域団体商標に係る登録商標の使用をする権利を移転することができない。
(エ) 地域の名称のみからなる商標も、地域団体商標として登録を受けることができる。

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設問10

 意匠権に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答群】
(ア) Aは組物の意匠として一組の飲食用ナイフ、スプーン及びフォークのセットの意匠登録を受けた。Aの当該意匠権の効力は、ナイフのみの意匠には及ばない。
(イ) 意匠権の効力は、商標権の効力とは異なり、登録意匠に類似する意匠には及ばない。
(ウ) 関連意匠の意匠権の存続期間は、関連意匠の意匠権の設定の登録の日から20年をもって終了する。
(エ) 業として登録意匠に係る物品を輸出する行為は、意匠権の侵害とはならない。

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