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平成29年度度1次試験解答:経営情報システム

設問6

解答:イ

(ア) 小数点付きデータについて、適切なデータ型を定義することによって、演算誤差を取り除くことができる。
→×:小数点付きデータについて、適切なデータ型を定義することによって、演算制度は高くなるがデータを格納する領域が有限である以上は誤差そのものを防ぐことはできない。
(イ) 数値を格納する変数のデータ型を定義すれば、 進数による内部表現が区別され、演算の精度や速度にも影響が出る。
→〇:正しい
(ウ) データ型を定義した変数を配列宣言して利用する場合、そのデータの格納領域は外部記憶装置に確保される。
→×:データ型を定義した変数を配列宣言して利用する場合、そのデータの格納領域は主記憶装置に確保される。
(エ) 変数のデータ型を定義すれば、データ型ごとに変数名索引リストが作成されるので、演算速度の向上に役立つ。
→×:データ型を定義しても、データ型ごとに変数名索引リストは作成されない。

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設問7

解答:イ

 検索サイトは、インターネット上にあるWebサイト内の情報を【A:クローラ】 と呼ばれる仕組みで収集し、検索用のデータベースに登録する。
 検索サイトに対して利用者からあるキーワードで検索要求が出された場合、検索サイトは、独自の【B:アルゴリズム】によって求めた優先度をもとに、その上位から検索結果を表示している。
 Web サイト運営者は、Webコンテンツの内容が検索結果の上位に表示されるような施策を行う必要があり、【C:SEO】 対策と呼ばれる。これにはブラックハット対策と【D:ホワイトハット】 対策がある。

【A:クローラ】
クローラとは、ウェブ上の文書や画像などを周期的に取得し、自動的にデータベース化するプログラムである。
【B:アルゴリズム】
アルゴリズムとは、問題を解決するための方法や手順のことである。検索サイトでは、独自のアルゴリズムによって検索結果の上位表示を行う。
【C:SEO】
SEOとは、検索エンジン最適化を意味する言葉である。 検索結果でWebサイトがより多く露出されるために行う一連の取り組みを指す。
【D:ホワイトハット】
SEOには、検索エンジンのガイドラインに沿った「ホワイトハットSEO」、沿わない形で行う「ブラックハットSEO」という、対になる2種類のアプローチがある。

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設問8

解答:エ

(ア) AI(人工知能)とは人工知能技術を指し、これをWebサイトに組み込むことができれば、顧客がWebサイトを通じて商品を購入する場合などの入力支援が可能となる。
(イ) IoTとは「Internet of Things」の頭文字を取ったもので、世の中の様々な「モノ」がインターネットに接続することによって制御できたり、情報が取得できたりする仕組みである。
したがって、既存の自社のWebサイトを変更しなくても顧客が自社商品をどのように使っているかをリアルタイムに把握できるようにならない。
(ウ) MCN(マルチチャンネルネットワーク)とは、複数の YouTube チャンネルと提携し、視聴者の開拓、コンテンツのプログラミング、クリエイターのコラボレーション、デジタル著作権管理、収益化、営業などを含むサービスを提供するサードパーティ サービス プロバイダである。
すなわち、自社のWebサイトを介して外部のWeb サイトにアクセスできる仕組みではない。
(エ) ウェアラブルデバイスとは身につけられるデバイスを指し、それを介して顧客の日々の生活、健康、スポーツなどに関わるデータを自社のWebサイトを経由してデータベースに蓄積できれば、顧客の行動分析をより緻密かつリアルタイムにできるようになる。

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設問9

解答:ウ

(ア) DB運用中に表のデータ項目の追加・削除や新たな表追加が必要となり、DBの論理構造の再構築を行う場合は、SQL文のREBUILD命令において必要なパラメータを指示して実行する。
→×:DB運用中に表のデータ項目の追加・削除や新たな表追加が必要となり、DBの論理構造の再構築を行う場合は、SQL文のALTER TABLE命令において必要なパラメータを指示して実行する。
(イ) DBの更新処理を行う場合は、ロックと呼ばれる排他制御が行われる。このロックをかける範囲をロック粒度と呼び、ロック粒度が大きいと排他制御のための処理のオーバヘッドが大きくなる。
→×:ロックの粒度を小さくすると (行単位など)、同時実行性が高くなる。ただし、多くの行をロックすると、ロック数が増えるのでオーバーヘッドが増大する。ロックの粒度を大きくすると (テーブル単位など)、テーブル全体がロックされるので、他のトランザクションがそのテーブルにアクセスできなくなる。このため、同時実行性が低下する。ただし、ロック数が減るので、オーバーヘッドは減少する。
(ウ) DBの障害回復には、バックアップファイルを利用するロールフォワードとデータ更新状況を記録したものを利用するロールバックの仕組みがある。
→〇:正しい。ロールフォワードは、データが記録されているハードディスクに障害が発生したときに用いられる。バックアップファイルとジャーナルファイルを用いて、ハードディスクの障害発生以前の状態に復元する。
ロールバックは、トランザクション処理において、処理の途中で何らかの障害が発生したとき、データの整合性がとれなくなる。トランザクション処理の途中で障害が発生したときは、ジャーナルファイルを用いてトランザクション処理開始時点の状態に戻してデータの整合性を保つ処理である。
(エ) クライアント端末からWebサーバを経由してDB サーバに対して更新作業を行う際、まずDB サーバに対して更新作業が可能かどうかを問い合わせることを2相のコミットメントと呼ぶ。
→×:2相コミットメントとは、分散データベースで、複数のデータベースを同時に更新する場合に、一方のデータベースに障害が発生してもデータベース間の整合性を保つための制御方法である。

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設問10

解答:ア

(ア) 正しい。
[結果]
菓子C,菓子D,菓子E
(イ) 誤りである。
[結果]
菓子C,菓子D
(ウ) 誤りである。
[結果]
菓子は選択されない。A,菓子B,菓子E
(エ) 誤りである。
[結果]
菓子B,菓子D

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