平成27年度1次試験問題:経営情報システム
設問11
コンピュータの性能に関する評価尺度は複数あるが、その中のひとつであるスループットに関する記述として、最も適切なものはどれか。
【解答郡】
(ア) |
OSのマルチタスクの多重度で性能を評価する。 |
(イ) |
主記憶装置ののデータ書き換え速度で性能を評価する。 |
(ウ) |
ターンアラウンドタイムではなく、レスポンスタイムで性能を評価する。 |
(エ) |
命令の処理量や周辺機器とのやり取り等を総合的に加味した、単位時間当たりの処理件数で性能を評価する。 |
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設問12
情報システムの信頼性を高めることがますます重要になってきている。
高信頼化へのアプローチに関する以下の@〜Cの記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
@ |
故障や障害が発生しないよう対処する取り組み。 |
A |
故障や障害が発生したときも主な機能の動作が続行できるように設計すること。 |
B |
故障や障害が発生した場合でも限定的ながらシステムの稼働を続行している状態。 |
C |
故障や障害が発生した場合、システムの被害を最小限にとどめる動作をさせること。 |
【解答郡】
(ア) |
@:フェールセーフ |
A:フォールトアボイダンス |
|
B:フェイルソフト |
C:フォールトトレランス |
(イ) |
@:フォールトアボイダンス |
A:フェイルオーバ |
|
B:フォールトトレランス |
C:フォールバック |
(ウ) |
@:フォールトアボイダンス |
A:フォールトトレランス |
|
B:フォールバック |
C:フェールセーフ |
(エ) |
@:フォールトトレランス |
A:フェールセーフ |
|
B:フェイルオーバ |
C:フォールトアボイダンス |
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設問13
企業経営における情報技術の利用が進み、その重要性が増す中で、情報技術を利用するシステムやシステム化指針を省略語もしくはカタカナ語として言い表すことが多くなった。それらに関する記述として最も適切なものはどれか。
【解答郡】
(ア) |
PERT/CPMで用いられるクリティカルパス法と情報技術を組み合わせて、顧客と企業との間の業務フローの最適化を行うためのシステムをCRMと呼ぶ。 |
(イ) |
企業を構成する様々な部門・業務で扱う資源を統一的・一元的に管理することを可能にするシステムをERPと呼ぶ。 |
(ウ) |
クラウドコンピューティングの多様なサービスが展開されているが、その中から最適なサービスを選択するシステム化指針をクラウドソーシングと呼ぶ。 |
(エ) |
クラウドコンピューティングの利用に際して、社内にサーバを設置して情報の漏えいを防ぐシステム化指針をインソーシングと呼ぶ。 |
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設問14
国税庁は平成17年1月31日付の告示第4号で、スキャナで読み取ってタイムスタンプなしで保存できる書類を定めた。タイムスタンプなしで適時に入力・保存できるものとして最も適切なものはどれか。
【解答郡】
(ア) |
3万円未満の契約書や領収書 |
(イ) |
検収書や注文書 |
(ウ) |
小切手や約束手形 |
(エ) |
登請求書や納品書 |
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設問15
クラウドコンピューティングの実現にも使われる仮想化技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
【解答郡】
(ア) |
仮想サーバの規模に比例してサーバの管理オーバヘッドが次第に大きくなることを、スケールアップという。 |
(イ) |
複数の物理サーバを負荷分散装置に追加して1台の仮想サーバとする方式は、顧客データの更新処理が多量に発生する場合に効率的である。 |
(ウ) |
物理サーバを追加することで仮想サーバの処理能力を増やすことを、スケールアウトという。 |
(エ) |
ブレードPC方式のデスクトップ仮想化では、ブレードPCの処理余力をデスクトップで相互に有効利用することができる。 |
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