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平成22年度1次試験問題:経営情報システム

設問11

 近年、インターネットを介して多様な情報システムサービスが提供されるようになった。代表的なネットワークサービスに関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) インターネット上のどこかにある販売管理向けソフトウェアを利用し、自社ではそのソフトウェアを持たない仕組みはASPである。
(イ) 業務用のアプリケーションソフトウェアパッケージを、インターネットを介して顧客がダウンロードして利用するサービスはサース(SaaS)である。
(ウ) メッセージ交換をXMLで行い、通信はSOAPのデータおよび命令交換ルールに従って行う仕組みはWebサービスである。
(エ) ユーザの要求に応じてネットワーク設備を割り当てるサービスはパース(PaaS)である。

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設問12

 下表は、2010年2月9日のあるスーパーマーケットの売上表である。この表に対して、次のSQL文を実行した結果として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 SELECT 顧客ID FROM 売上表
    WHERE 商品名 LIKE '野菜%'
    AND 単価 > 100

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設問13

 近年、レガシーシステムから、クライアントサーバシステムなどのオープン系システムへの移行が課題となっている。その際に、両者のシステムでどのようなファイル管理方式が使われているのかを把握することは、円滑な移行を行う上で欠くことができない。ファイル管理システムに関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) オープン系システムで使われるようになった区分編成ファイルとは、メンバーと呼ばれる複数の順編成ファイルで構成され、メンバー単位でのアクセスと格納アドレスを指定するアクセスとの両方ができる。
(イ) オープン系システムで使われるようになった順編成ファイルとは、書き込み順で物理的に連続してレコードを記録する方式であり、格納アドレスを指定して、直接アクセスができる。
(ウ) レガシーシステムではOSがレコード管理機能を持っているが、オープン系システムではOSによる管理はファイルシステムまでであり、各ファイル内のファイル構造はアプリケーションが管理する。
(エ) レガシーシステムでよく使われている可変長レコードとは、データによってレコードの長さが変わるもので、固定長レコードのようにレコードの長さを示すフィールドを持たない。

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設問14

 システム開発の基本フェーズは、フェーズ1:要件定義、フェーズ2:外部設計、フェーズ3:内部設計、フェーズ4:プログラム開発、フェーズ5:各種テスト、フェーズ6:稼働である。これら各フェーズを後戻りすることなく順に行っていく方法論を、ウォータフォール型システム開発方法論と呼ぶ。しかし、この方法論には種々の課題があるとされ、その課題の解消を目的に多様な方法論が開発されている。そのような方法論に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) RADは、ウォータフォール型システム開発方法論よりも迅速に開発することを目的としたもので、システムエンジニアだけで構成される大人数の開発チームで一気に開発する方法論である。
(イ) システム開発を迅速かつ確実に進める方法論としてXPがあるが、それは仕様書をほとんど作成せず、ストーリーカードと受け入れテストを中心に開発を進める方法論である。
(ウ) スパイラル開発は、1つのフェーズが終わったら、もう一度、そのフェーズを繰り返すペアプログラミングと呼ばれる手法を用いて確実にシステムを開発していく方法論である。
(エ) プロトタイピングは、フェーズ5の各種テストを簡略に行う方法論である。

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設問15

 情報システム開発において、発注者と開発者とのコミュニケーションを円滑に行うために、また迅速で間違いのないシステム開発のために、多様なダイヤグラムが用いられるようになってきた。これに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) ER図とは、データ中心設計法で用いられる表記法で、データ間の関連を描画する。
(イ) UMLとは、オブジェクト指向開発において利用される統一表記法である。
(ウ) ネットワーク図とは、オブジェクト間の関係とメッセージフロー等を構造的に表現する、UMLのダイヤグラムの1つである。
(エ) ユースケース図とは、システムにはどのような利用者がいるのか、その利用者がどのような操作をするのかを記述する、UMLのダイヤグラムの1つである。

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