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平成17年度1次試験解答:経営情報システム

設問11

解答:ウ

ODSに関する問題である。

ODS(Operational Data Store:オペレーショナルデータストア)とは、 基幹業務処理系システムのデータ(オペレーショナル・データ)を、検索など別の目的で利用するためにそこから抽出し、一時的にデータを保持するデータベースのことである。

(ア)基幹業務処理システムのデータベースとして使われる。
→×:一時的にデータを保持するデータベースであり基幹業務システムのデータベースとして使われることはない。
(イ)詳細データのほか、各種要約データを保存する。
→×:ODSにはショウサイデータのみ保存される。
(ウ)データウェアハウスへデータをロードする際の中間データベースとして使われる。
→○
(エ)データマイニングのためのデータマートとして使われる。
→×:データマートとはデータウェアハウスから特定のニーズに合わせてデータを絞り込んだデータや機能のことである。ODSとデータマートは別々のデータベースである。

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設問12

解答:イ

(ア)開発計画、設計管理を重視する。
→×:計画を臨機応変に変化することを重視するので、開発計画、設計管理は重視しない。
(イ)開発作業の細分化を重視する。
→○:開発作業を細分化し、小規模な単位で短期間で構築を行なう。
(ウ)開発前に十分な文書を準備することを重視する。
→×:人と人との相互作用を重視するので、開発前に十分な文章を準備することは重視しない。
(エ)プロセス管理ツールの活用を重視する。
→×:プロセスやツールよりっ子人との相互作用を重視する。

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設問13

解答:エ

UMLに関する問題である。

(エ)ペトリネット図
→×:ペトリネット図とは、非同期的な情報の流れとプログラム動作を記述した図である。 UMLには含まれない。

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設問14

解答:設問1:エ

(ア)Brooksの法則は、「作業の遅れを取り戻すために開発者の人数を増やすと、効率が比例して上がる」という経験則である。
→×:Brooksの法則は、「作業の遅れを取り戻すために開発者の人数を増やしても、効率が比例して上がらない」という経験則である。
(イ)TCO(TotalCostofOwnershlp)は、ハードとソフトへの投資に対してだけ適用できる評価モデルである。
→×:。TCO(TotalCostofOYmerShlp)とは、情報システムの導入から運用・保守に至るまでの全費用を表す指標である。
(ウ)情報システム投資評価に投資利益率法などの伝統的投資評価法を使う場合にはハード、ソフト 通億、人件費等の発生した費用とその他システム関連投資額によって測定する。
→×:収入に関する項目がないため誤りである。
(エ)ファンクションポイント法は、プログラムの行数でソフトウェアの規模を表すことに対する不完全さから出てきた方法である。
→○

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設問15

解答:イ

SLA (Service Level Agreement: サービス品質保証契約)とは、サービス提供者(プロバイダ)とサービス委託者(顧客)との間で契約を行う際に、提供するサービスの内容と範囲、品質に対する要求(達成)水準を明確にして、それが達成できなかった場合のルールを含めて、あらかじめ合意しておくこと。あるいはそれを明文化した文書、契約書のことである。

(ア)SLAで規定されたサービスレベルが達成されなかった場合、サービス提供者にペナルティを課すことを必ず優先すべきである。
→×:ペナルティを課すことを優先すべきでない。
(イ)SLAは提供されるべきサービスの水準等を定めたものであるが、サービスレベルが努力目標として設定されることがある。
→○
(ウ)SLAは、適用対象となる情報システム関係業務のうち、企画段階から導入するのが最適である。
→×:保守・運用段階から導入するのが最適である。
(エ)SLM(Service Level Management)とは、サービスレベルを実現するように、サービス提供者側が情報システムを適切に管理することである。
→×:SLM(Service Level Management)の目的は業務に必要とされているサービスのレベルを、委託者と提供者が協力しながら達成していくことである。

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設問16

解答:設問1:ウ

データ暗号化の手順は次の通りである。

  1. メール本文からハッシュ関数を用いてダイジェクト値を求める
    →c:メール本文のダイジェスト値を求める。
  2. ダイジェクト値を送信者の私有鍵で暗号化する。
    →e:ダイジェスト値を送信者の私有鍵で暗号化する。
  3. メール本文と電子署名全体を秘密鍵で暗号化する。
    →a:メール本文と暗号化されたダイジェスト値を秘密鍵で暗号化する。
  4. 秘密鍵を受信者の公開鍵で暗号化する。
    →b:秘密鍵を受信者の公開鍵で暗号化する。
  5. 3で暗号化されたメール本文と電子署名と4で暗号化された秘密鍵を合わせて送信する。
    →d:暗号化されたメール本文およびダイジェスト値と暗号化された秘密鍵を送信する。

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設問17

解答:エ

(ア)承諾通知ファイルの作成に使われた、普及していない最新バージョンの「ワープロソフト」を申込者が持っていなかったために、申込者は承諾通知ファイルを開けなかった。
→×:申込者が有していないアプリケーションによって作成されているため契約不成立である。
(イ)申込者の受信用メールサーバがたまたま故障していて、承諾通知が記録されなかったために、申込者は承諾通知にアクセスできなかった。
→×:申込者の受信用メールサーバがたまたま故障していて、承諾通知が記録されなかったため契約不成立である。
(ウ)申込者は一定水準の情報リテラシーを有していたが、送信された承諾通知が受信用メールサーバに至る途中で文字化けを起こしていたために解読できなかった。
→×:文字化けしているため不成立である。
(エ)申込者が指定した受信用メールサーバに、読み取り可能な状態で承諾通知が記録されたが、その後、システム障害により承諾通知が消失してしまった。
→○:一旦メールボックスに記録されているため契約成立である。

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設問18

解答:イ

(ア)IT眼症を避けるためには、モニター画面を採光のよい窓際に設置し、明るい太陽光の下で作業をするのが好ましい。
→×:モニター画面を採光のよい窓際に設置し、明るい太陽光の下で作業をするのは外の光が画面に入り画面が明るくなりすぎて目が疲れる。
(イ)ドライアイを避けるためには、画面への視線が下向きになるように椅子に座り、画面と目の距離を40〜70cmぐらいにするように指導する。
→○
(ウ)パソコンの人力作業による頚扁腕症候群を避けるには、体の姿勢を指導するよりも、1連続作業時間は2時間ぐらいにして15分程度の小休止をとるというような時
間管理をとくに指導する。
→×:1連続作業時間は1時間以内とし次の連続作業までの間に10〜15分の作業休止時間を設けることが望ましい
(エ)反復過多損傷(Repetitive Strain Injury :RSI)になった場合、背筋をしっかり伸ばしてコンピュータを操作するように指導する。
→×:反復過多損傷とは、コンピュータのタイピングやマウス操作などで、繰り返し行う作業による一種の関節炎症のことである。反復過多損傷になった場合は、仕事の仕方や仕事以外の活動を見直すしたり診断をうけるべきである、

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設問19

解答:ア

(ア)家庭・個人から排出されるパソコンで回収するメーカー等がないもの(自作パソコン、倒産したメーカー・輸入販売会社から購入したパソコンなど)は、有限責任中間法人パソコン3R推進センターが有償で回収・再資源化する。
→○
(イ) 事業者から排出されるパソコンの回収・再資源化をメーカー等に申し込む場合、ハードディスク等の記憶装置内のデータはあらかじめ必ず消去することが義務づけられている。
→×:ハードディスク等の記憶装置内のデータはあらかじめ必ず消去しないと、ハードディスク上の重要なデータが流出するというトラブルが生じる危険性がある。しかし義務付けられてはいない。
(ウ) 事業者から排出されるパソコンは、数が少ない場合は、家庭・個人から排出されるパソコンと同等の手続きや費用でメーカー等が回収・再資源化する。
→×:。事業系パソコンリサイクルと家庭系パソコンリサイクルの手続きや費用は別のものである。
(エ)法に基づく回収・再資源化開始以前に購入した家庭・個人から排出されるパソコンは、開始日から3年をさかのぼって購入したものまでは、メーカー等が回収・再
資源化料金を負担することが義務づけられている。
→×:平成15年9月までにメーカ等により出荷されたPCリサイクルマークのついていない家庭向けパソコンについては消費者負担になる。

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設問20

解答:ア

【 A 】、【 B 】、【 C 】には次の値が入る。よって解答はアである。

変動要員 自由度
店舗 【 A 】:4-1=3
サンドイッチ 【 B 】:3-1=2
交互作用 【 C 】:3×2=6
誤差  
合計  

 

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