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平成24年度1次試験解答:企業経営理論

設問31

解答:

(ア) 成熟期においては、自社ブランドに対するロイヤルティを維持したり、買い替えや買い増しを刺激するために、リマインダー型広告が重要となる。
→×:正しい
(イ) 成熟期の広告では、機能面での差別化よりもイメージ面での差別化が重要になることが多い。
→×:正しい
(ウ) 成長期には、自社ブランドの市場シェアを拡大するために、情報提供型広告によってブランド選好を確立する必要がある。
→○:導入期には、自社ブランドの市場シェアを拡大するために、情報提供型広告によってブランド選好を確立する必要がある。
(工) 導入期には、消費者向けSP4セールス・プロモーション5だけでなく、流通業者向けSPによって製品の取り扱いを確保することも重要である。
→×:正しい
(オ) 導入期の広告出稿においては、フリークエンシーよりもリーチの方が重要である。
→×:正しい

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設問32

解答:

販売数量をあらかじめ予想して「見込み」で生産・配送を行う投機型マーケティングから、販売時点の「実需」に合わせて俊敏に生産・配送を調整する延期型マーケティングへの転換が、あらゆる領域で生じている。

(ア) POSシステム
→×:延期型マーケティングである。
(イ) SCM
→×:延期型マーケティングである。
(ウ) SPA型ビジネス・モデル
→×:延期型マーケティングである。
(工) 製販連携
→×:延期型マーケティングである。
(オ) 大ロット生産
→○:投機型マーケティングである。

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設問33

解答:設問1 :イ 設問2:

(設問1)

CGM(Consumer Generated Media)
インターネットなどを活用して消費者が内容を生成していくメディア。個人の情報発信をデータベース化、メディア化したWebサイトのこと。商品・サービスに関する情報を交換するものから、単に日常の出来事をつづったものまでさまざまなものがあり、クチコミサイト、Q&Aコミュニティ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ブログ、COI(Community Of Interest)サイトなどがこれにあたる。
Paid Media
新聞・テレビ・ウェブサイトの広告枠など、広告費を支払って情報を掲載してもらうメディア。
Owned Media
自社サイト、企業ブログなど、自社で所有・管理しているメディア。

2000 年代に入ったころから、インターネットにおいて、ブログをはじめとする【 A 】が消費者の間で爆発的に普及した。【A:CGM】は消費者間での情報のやり取りを促進し、CtoC コミュニケーションを強力なクチコミの場へと成長させた。
その後、2000 年代後半になると、SNSや動画共有サービスなど、新たなツールが目覚ましく発達し、【A:CGM】はソーシャル・メディアと呼ばれることが多くなった。
現在では、ソーシャル・メディアは「信頼や評判を稼ぐメディア」(Earned Media)の主要な一部として、広告やスポンサーシップのような【B:Paid Media】 、自社サイトや販売員のような【C:Owned Media】と並ぶ、重要なマーケティング・コミュニケーション・ツールと考えられるようになっている。

(設問2)

【解答群】
(ア) インターネット上のクチコミは対面でのクチコミよりも、広く速く情報が伝播する。
→×:適切である。
(イ) クチコミをマーケティング・コミュニケーションのツールとして利用する場合、倫理ガイドラインを整備・遵守する必要がある。
→×:適切である。
(ウ) 購買意思決定においてクチコミが重視される原因のひとつに、消費者の情報過負荷がある。
→×:適切である。
(工) コメント書き込みやトラックバックといった強力なリンク機能によってブログは情報伝播を促進した。
→×:適切である。
(オ) 消費者の購買意思決定段階の後半になるほどクチコミの影響は小さくなる。
→○:消費者の購買意思決定段階の後半になるほどクチコミの影響は大きくなる。

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