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平成19年度1次試験解答:経済学・経済政策

設問16

解答:設問1:ウ 設問2:ア

(設問1)
多くの金融資産を持っている高齢者にとって、金利の上昇による所得効果とは、

  1. 金利の上昇により将来の利子収入が増加
  2. いまそれほど貯蓄をしなくてもある程度の将来所得の増加が期待できる
  3. 貯蓄を減らして現在の消費を増やそうとする。

よって所得効果により、現在の消費は増加する。

また、代替効果は、

  1. 金利の上昇により貯蓄が優位になった
  2. 貯蓄を増やして現在の消費を減らそうとする。

よって代替効果により、現在の消費は減少する。

(設問2)
住宅ローンあるいは借金生活を余儀なくされている労働者が、変動金利で借金をしている労働者にとって、金利の上昇による所得効果とは、

  1. 金利の上昇により将来の利子支払の負担が増加
  2. 将来の金利上昇に備え、消費よりも借金返済を優先する

よって所得効果により、現在の消費は減少する。

また、代替効果は、

  1. 金利の上昇により貯蓄が優位になった
  2. 貯蓄を増やして現在の消費を減らそうとする。

よって代替効果により、現在の消費は減少する。

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