平成25年度1次試験解答:経営情報システム
設問1
解答:イ
各選択肢の説明を下記に記す。
- e-SATA
- パソコンに外付けハードディスクなどを接続するためのSerial ATA(SATA)インターフェースの一種。
- IDE
- パソコンとハードディスクを接続する方式の一つ。
- NFS
- UNIXシステムで利用されるファイル共有システム
- TCP/IP
- インターネットなどで標準的に用いられる通信プロトコル(通信手順)で、TCP(Transmission Control Protocol)とIP(Internet Protocol)を組み合わせたもの。
- USB
- キーボードやマウス、モデム、ジョイスティックなどの周辺機器とパソコンを結ぶデータ伝送路の規格のひとつ
- DNS
- インターネット上のホスト名とIPアドレスを対応させるシステム
- OS
- キーボード入力や画面出力といった入出力機能やディスクやメモリの管理など、多くのアプリケーションソフトから共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェア
- NAS
- コンピュータネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ。
@【A:e-SATA】や【B:USB】をインタフェースとして利用するハードディスクやDVD 装置
ALAN に直接接続して利用する【C:NAS】
Aの補助記憶装置には【D:OS】を備える必要があるが、@の装置には必要がな
い。
設問2
解答:イ
(ア) | Javaはモバイル端末向けのマルチウィンドウ、ネットワーク機能を提供するOS である。 →×:Javaは、OSだけでなくオブジェクト指向のプログラム言語である。 |
(イ) | オープンソースソフトウェアとして提供される、マルチタスク、マルチウィンドウの機能を持つワークステーション用OSもある。 →○:正しい |
(ウ) | 家電やパソコンの周辺機器などに組み込まれて使用されるOSは、パソコンなどの汎用OSを利用したものは無く、その機器ごとに最適なOSが設計され組み込まれている。 →×:家電やパソコンの周辺機器などに組み込まれて使用されるOSは、パソコンなどの汎用OSを利用したものもある。Linuxが組み込まれたテレビやWindowsが組み込まれたカーナビゲーションなどがあげられる。 |
(エ) | マルチウィンドウやネットワーク機能を利用できるパソコン用のOS は、CPUがマルチタスク機能を備えていることが必要で、複数ユーザが利用するためのユーザ管理を行う必要がある。 →×:OSがマルチタスク機能を備えていることが必要である。 ※マルチタスクは、コンピュータにおいて複数のタスク(プロセス)を切り替えて実行することができるシステムのことである。 |
設問3
解答:イ
(ア) | スマートフォンで作ったテキストデータはメインフレームでは利用できない。 →×:スマートフォンで作ったテキストデータはメインフレームでも利用できる。 |
(イ) | スマートフォンのアプリケーションは、パソコンでも作ることが可能である。 →○:スマートフォンのアプリケーションは、パソコンでも作ることが可能である。 |
(ウ) | スマートフォンはOS を利用しない。 →×:スマートフォンはOS を利用する。iOSやAndroidなどがある。 |
(エ) | パソコン用のアプリケーションはメインフレームに対して上位互換になっているので、メインフレームでも使うことができる。 →×:パソコン用のアプリケーションとメインフレームに対して互換性はない。 |
設問4
解答:イ
- @ SGMLを元とする言語で、WWWで使用されるハイパーテキストを記述するために用いられる。
- →HTMLの説明である。
- A タグと呼ばれる特別な文字列を利用する言語で、ユーザ独自のタグも定義できる。
- →XMLの説明である。
- B UNIX用のテキスト処理言語として開発されたインタプリタ言語である。
- →Perlの説明である。
設問5
解答:ア
- 納品された商品を倉庫に保管し、早く納品された商品から出荷するためのシミュレーションを行う場合は、配列などで構成した【A:キュー】を利用し処理を行う。このような処理手順は【B:FIFO】と呼ばれる。
- 四則計算の式2×(1+6/3)を、順次処理し計算結果を求める手順では、配列などに構成した【C:スタック】に式の左項から順に2,1,6の値を記憶させ、その後、この【C:スタック】から順次6,1,2の値を取り出しながら計算処理を行う。
このような処理手順は【D:LIFO】と呼ばれる。