平成21年度1次試験解答:経営情報システム
設問1
解答:エ
各選択肢の解答を記す。
- 【A】の各選択肢の用語は次の通りである。
- IDE
- IDE【Integrated Drive Electronics】は、パソコンとハードディスクを接続する方式の一つ。
- PCI
- PCI【Peripheral Components Interconnect bus】は、パソコン内部の各パーツ間を結ぶバス(データ伝送路)の規格。
- USB
- USB(Universal Serial Bus)は、コンピュータに周辺機器を接続するためのシリアルバス規格。
- 【B】の各選択肢の用語は次の通りである。
- DRAM
- DRAM(Dynamic Random Access Memory)は、半導体記憶素子の一つ。読み書きが自由に行えるRAMの一種で、コンデンサとトランジスタにより電荷を蓄える回路を記憶素子に用いる。
- フラッシュメモリ
- フラッシュメモリとは、データの消去・書き込みを自由に行うことができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリの一種。
- SRAM
- SRAM(Static Random Access Memory)は、RAMの一種。記憶素子としてフリップフロップ回路を用いるもので、記憶保持のための動作を必要としない。高速に動作するが、回路が複雑になり集積度を上げにくいという欠点をもつ。
- 【C】の各選択肢の用語は次の通りである。
- デバイスドライバ
- デバイスドライバとは、コンピュータ内部に装着された装置や、外部に接続した機器を制御・操作するためのソフトウェア。
- プラグアンドプレイ
- プラグアンドプレイ (Plug and Play, PnP) は、つないだら (Plug)、(ユーザが何か特別なことをしなくても)実行 (Play) できる、という意味で、パーソナルコンピュータ(パソコン)に周辺機器や拡張カード等を接続した際にハードウェアとファームウェア、ドライバ、オペレーティングシステム、およびアプリケーション間が自動的に協調し、機器の組み込みと設定を自動的に行う仕組みのことである。
- ホットプラグ
- ホットプラグとは、コンピュータの電源を入れたまま、パーツやケーブルを装着すること。
- 【D】の各選択肢の用語は次の通りである。
- デフラグメンテーション
- デフラグメンテーションとは:記憶装置内のファイルを先頭から再配置し、空き領域の断片化を解消することである。
リフレッシュ - DRAMの記憶が失われないように電荷を補充する動作。
- 再起動
- コンピュータを起動しなおすこと。「リブート」「リスタート」とも呼ばれる。
デジタルカメラなどで撮影した画像データの記録や各種のデータ交換に使用され、【A:USB】を経由してPCに接続しデータの読み書きを行うことができる半導体メモリは、【B:フラッシュメモリ】と呼ばれる。
PCに【A:USB】経由で、この【B:フラッシュメモリ】を接続する際は、【C:ホットプラグ】機能によりPCの【D:再起動】を行わなくとも使用することができる。
よってエが正解である。
設問2
解答:イ
(ア) | PCに内蔵されているCPUのクロック周波数が2倍になれば、プログラムの処理速度もクロック周波数に比例して2倍になる。 ⇒×:プログラム処理速度はクロック周波数だけでなくメモリの速度やシステムバスの転送速度にも影響される。 |
(イ) | 外部記憶装置などを接続するインタフェースとして、パラレルATAが装備された機種よりもシリアルATAが装備された機種を選択する方が、プログラム処理速度向上の点では望ましい。 ⇒○:シリアルATAは、パラレルATAよりも転送速度が速くハードディスクのアクセス向上が向上する。よってプログラム処理速度が向上する。 |
(ウ) | 内蔵ハードディスクの回転速度、データ転送速度、MTBFがプログラム処理速度に影響を与える。 ⇒×:内蔵ハードディスクの回転速度、データ転送速度はプログラム処理速度に影響を与える。しかし、MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)は稼働率に影響を与える。 |
(エ) | マザーボード上に装着するRAMは、CPUの処理能力に合った容量であればよく、それを超えて装着してもプログラムの処理速度は向上しない。 ⇒×:マザーボード上に装着するRAMとはメインメモリのことである。メインメモリの容量はCPUの処理能力だけできまるものではない。 |
設問3
解答:ア
(ア) | 3.5インチ光磁気ディスクは最大2.3GB程度の記憶容量であるが、メディア自身の耐久性はCDやDVDに比べて高い。また、Media IDと呼ばれる著作権保護の仕組みが利用できる媒体もある。 ⇒○:正しい。 |
(イ) | 5インチCDメディアに記録できるデータ量は、3.5インチフロッピーディスク約5,000枚程度である。 ⇒×:3.5インチフロッピーディスクの容量は1.44MB程度,5インチCDメディアの容量は650MB程度である。したがって、5インチCDメディアに記録できるデータ量は、3.5インチフロッピーディスク約450枚程度である。 |
(ウ) | 5インチDVDメディアには片面のみ記録可能であるが、1層の他、2層に書き込み可能なものがあり、記録できるデータ量は5インチCDメディアの約100枚程度である。 ⇒×:5インチDVDメディアの1層の容量は4.7GB程度,5インチCDメディアの容量は650MB程度である。したがって、5インチDVDメディアに記録できるデータ量は、5インチCDメディア約7枚程度である。 |
(エ) | 現在市販されているブルーレイディスクの5インチメディアには、25GB程度の容量のものと50GB程度の容量のものがあるが、一方はディスクの片面を、他方は両面を利用している。 ⇒×:現在市販されているブルーレイディスクの5インチメディアには、25GB程度の容量のものと50GB程度の容量のものがある。両方とも片面を利用している。 |
設問4
解答:ウ
(ア) | HTMLではタグと呼ばれる形式で各種の指示を文書中に埋め込むので、指示の開始と終了を記述する必要がある。 ⇒×:<br />や<hr />や<img>タグのように開始と終了がないものもある。 |
(イ) | HTMLで指定できる文字の色数は256種類である。 ⇒×:HTMLでで指定できる文字の色数は1,670万種類である。 |
(ウ) | HTMLにはリンク機能があり、アンカーによって示された文字や画像をマウスでクリックして、異なったページを表示させることができる。 ⇒○:正しい。 |
(エ) | HTMLには表やグラフの表示機能がないので、スクリプト言語を併用して表示させたり、他のソフトウェアを使用して作成した表やグラフを画像データに変換して表示させたりする必要がある。 ⇒×:HTMLにはグラフの機能はないが表の機能は存在する。 |
設問5
解答:ア
(ア) | 社員表のデータは一次元の配列では処理できないので、二次元の配列を利用する。 ⇒×:一次元の配列で処理することは可能である。 |