株主
株式とは、株式会社の社員としての地位のことである。株式会社では、社員の地位は細分化された割り当て的単位の形をとる。株式の所有者である社員は、株主と言われます。一般に、会社の従業員をまとめて社員と呼びますが、会社法上の株式会社の社員は株主です。
株式の分類
株式は、利益配分などについて特別な扱いをしない一般の株式である普通株式と、利益・利息の配当、残余財産の分配、株式の買受け、利益による株式の消却、議決権の行使できる事項等、権利内容が普通株式と異なる株式である種類株式に分類される。
種類株式
種類株式は次のように分類されている。
（１）優先株・劣後株・混合株
- 優先株
- 他の株式よりも優越する株式のことである。普通株に優先して利益の配当を受けたり、会社が解散した場合に普通株に優先して残余財産の分配を受けたりすることができる。
- 劣後株
- 他の株式よりも劣る株式のことである。普通株の後に配当を受けたり、会社が解散した場合に普通株の後に残余財産の分配を受けたりすることができる。
- 混合株
- ある規定に対しては他の株式よりも優越し、別の規定に関しては他の株式よりも劣後するような株式
（２）議決制限株式
株主総会の全部又は一部の事項について議決権を行使できない株式
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過去問題 |
（３）譲渡制限株式
株式の譲渡（取得）について当該株式会社の承認を要する株式
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過去問題 |
（４）取得請求権付株式
株式会社に対して株主が有する株式の取得を請求できる権利を有する株式
（５）取得条項付株式
株式会社が、一定の事由が生じたときに株主の同意なしで会社がこの株式を取得できる株式
（６）全部取得条項付種類株式
株式会社が、株主総会の決議によって、すべて取得できる株式
（７）種類株主に拒否権を認めた種類株式
株主総会の決議に対して拒否権を持つ株式である。
（８）種類株主総会で取締役・監査役を選任できる株式
取締役・監査役について選任する権限を与えた株式
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過去問題 |