令和7年度1次試験問題:経営情報システム
設問21
2024年9月に、経済産業省は「デジタルガバナンス・コード3.0〜DX経営による企業価値向上に向けて〜」を公開した。デジタルガバナンス・コード3.0では、デジタルガバナンス・コード2.0の柱立てを見直し、DX(Digital Transformation)経営に求められる5つの柱を示している。以下に示す5つの柱の空欄A〜Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
1.経営ビジョン・ビジネスモデルの策定
2.DX戦略の策定
3.【 A 】
3−1.組織づくり
3−2.【 B 】
3−3.ITシステム・サイバーセキュリティ
4.成果指標の設定・DX戦略の見直し
5.【 C 】
【解答郡】 (ア) A:DX戦略の推進 B:デジタル技術活用環境の整備
C:経営者の情報発信(イ) A:DX戦略の推進 B:デジタル技術活用環境の整備
C:ステークホルダーとの対話(ウ) A:DX戦略の推進 B:デジタル人材の育成・確保
C:ステークホルダーとの対話(エ A:企業文化に関する方策 B:DX戦略の推進
C:経営者の情報発信(オ) A:企業文化に関する方策 B:デジタル人材の育成・確保
C:経営者の情報発信
設問22
情報処理推進機構(IPA)が公開している「中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド」では、自社の課題を把握し、その解決策を導くツールとして「製造分野DX度チェック」が提供されている。このツールでは、以下に示す9つのチェック項目について、レベル0からレベル3までの進展レベルで評価する。
9つのチェック項目のいずれかに該当する進展レベル3を表現している記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【解答郡】 (ア) 企業間でシステム・設備のデジタルデータのやり取りが可能な状態となっており、データを活用している。 (イ) 競争領域・協調領域の定義・特定ができ、さらに競争領域においてビジョン実現に向けた戦略が立てられている。 (ウ) 製造分野の業務プロセスの見直し・改善は実施しているが、部門や個人に閉じた範囲で個別に対応している。 (エ プライバシー、データセキュリティ等に関しての課題は明確になっている。 (オ) 変革に向け必要となるスキル、人的リソース、資金は明確になっている。
設問23
ある中小企業では、完成時総予算が1,080万円で、期間が半年の4つのプロジェクトA、B、C、Dが実施されている。プロジェクト期間がちょうど半分を経過した時点で、各プロジェクトの進捗をまとめたところ、次の表が得られた。

このままのコスト効率でプロジェクトが進んでいくとすると、プロジェクト完了時の総コストは、いくらになると予測されるか。予測される総コストを小さい順に並べたものとして、最も適切なものを選べ。
【解答郡】 (ア) A、B、C、D (イ) A、B、D、C (ウ) B、A、C、D (エ B、C、A、D (オ) B、C、D、A
設問24
ある中小企業では、顧客企業からインターネット経由で注文を受け付けるシステムを開発し、ITサービスとして提供する計画を立てている。このITサービスのサービスレベル項目の1つである稼働率として、以下のようなサービスレベル目標を設定した。
<稼働率に関するサービスレベル目標>
当該サービスは、基本的に常時利用可能とする。メンテナンスなどの計画停止は、毎月第1土曜日と第3土曜日の22時から翌日曜日の8時までとする。計画停止以外のサービス停止は、年間142時間以内とする。
上記のサービスレベル目標を達成するための最低稼働率を、小数点以下第2位を四捨五入して表したものはどれか。最も適切なものを選べ。ただし、1年は365日(8,760時間)とし、また、計画停止時間は、合意済みサービス時間に含まれないものとする。
【解答郡】 (ア) 94.5% (イ) 95.6% (ウ) 97.3% (エ 98.3% (オ) 99.8%
設問25
機械学習における回帰タスクに関する以下の記述の空欄@〜Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
機械学習における回帰タスクは、【 @ 】 学習に分類される。回帰タスクに対するモデルの評価指標には、誤差の二乗の平均である【 A 】や、
その平方根である【 B 】、誤差の絶対値の平均である【 C 】などがある。
【解答郡】 (ア) @:教師あり A:MAE B:RMSE C:MSE (イ) @:教師あり A:MSE B:RMSE C:MAE (ウ) @:教師なし A:MAPE B:WAPE C:MSE (エ @:教師なし A:MSE B:MAPE C:MAE (オ) @:教師なし A:MSE B:RMSE C:MAE
