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平成25年度1次試験問題:経営情報システム

設問16

 クラウドサービスの活用に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) クラウドサービス事業者がSaaSを提供しているとき、それに必要なサーバを自社で持っていない場合がある。
(イ) クラウドサービス事業者がパスワードリセット機能を提供している場合、ユーザ企業ではクラウドサービスのすべての利用者にその方法を伝えて、パスワードを自分で再設定できるようにしておくのがよい。
(ウ) クラウドサービス事業者がバックアップをアーカイブとして確保しているので、ユーザ企業側でバックアップする必要はない。
(エ) クラウドサービスの稼働率がSLA(Service Level Agreement)で年99.9%以上と保証されていれば、不慮のサービス停止の場合でも1時間以内に稼働状態に復旧できる。

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設問17

 経済産業省の「IT経営ロードマップ」では、IT経営を実現するための取り組みを、成功企業の事例を踏まえ、以下に示す「共有化」、「柔軟化」、「見える化」の3つに整理している。3つの取り組みの順序として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

「共有化」
現場で積み上げられた業務や情報の客観的把握の成果を、経営戦略上必要と思われる社内外の関係者間において、いつでも効率的に使えるような環境を作り上げること。
「柔軟化」
将来予測される外部環境の変化に対して、必要に応じていつでも自社の業務を柔軟に組み替えられるようにすること、および、社内外の必要な情報を組み合わせて新たなイノベーションを迅速に創出できるようにすること。
「見える化」
経営から得られる視点に基づき、現場の課題抽出と解決検討の材料につながるように、業務や情報を客観的に把握できるようにすること。

【解答郡】
(ア) 共有化→柔軟化→見える化
(イ) 柔軟化→見える化→共有化
(ウ) 見える化→共有化→柔軟化
(エ) 見える化→柔軟化→共有化

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設問18

 多くの中小企業は今まで多様なシステム化を行ってきたが、そのために多くの課題が浮上してきている。例えば、システム投資が現行システムのメンテナンス中心となり、新たなシステム開発に必要となる業務分析のノウハウを失ったり、リレーショナルデータベースが複数構築されてその整理がなされなかったりすることがある。それらの課題への対処やシステム開発に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 現行のシステムがメインフレーム中心のシステムであるならば、クライアントサーバシステムに移行すれば、アプリケーションのメンテナンスは不要になる。
(イ) 多様に構築されたデータベースを有効に利用するには、すべてのデータベースを統合してデータウェアハウスを開発し、旧データベースを廃棄する必要がある。
(ウ) 複数のデータベースを一元化することで検索などが容易になり業務処理のスピード向上が期待できるが、それにはデータの重複が問題になる。
(エ) 要求定義とは、現在の業務の流れを抜本的に見直すことである。

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設問19

 ソフトウェアのテスト方法には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、およびこれらの混合であるグレーボックステストがある。これらのうち、前者に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) ブラックボックステストでは、すべての場合を網羅した組み合わせテストによっても、すべての組み合わせバグを検出できるとは限らない。
(イ) ブラックボックステストは、システム仕様の視点からのテストである。
(ウ) ブラックボックステストは、テスト対象が小さい場合にはホワイトボックステストよりも効果が高い。
(エ) ホワイトボックステストは、主にテスト段階の後期に行う。

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設問20

 ある中小企業では社内のIT人材育成の指針として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)」の適用を考えている。
 2012 年3月に公開されたその「第一版・追補版」に関する記述として最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) CCSF が参照する4つのスキル標準を基にして、自社の業務に合わせたスキル標準を社内で制定する。
(イ) CCSFにおけるキャリアとは、システムアーキテクトのような基本戦略系人材、ストラテジストのようなソリューション系人材、クリエーターのようなクリエーション系人材の3つの人材類型を指す。
(ウ) IPA の調査によると、ユーザ企業が利用拡大を考えているITサービスとしては、IDC サービスやASPサービスよりも、経営/業務改革コンサルティングやシステムコンサルティングのほうが多い。
(エ) 共通キャリア・スキルフレームワークをそのまま適用するのではなく、まず必要なタスクからスキルをひも付ける。

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