平成21年度1次試験解答:経営情報システム
設問6
解答:ア
(ア) | URLでインターネットのリソースを指定する場合、ホスト名の変わりにIPアドレスを用いることも可能である。 ⇒○:http://202.211.210.123/index.htmlのようにIPアドレスを用いることも可能である。 |
(イ) | Webサーバ内にHTMLファイルを格納すると、HTMLファイルのリンクに関する記述がDNSサーバに登録される。登録後はインターネットに接続された他のPCから、いつでも当該HTMLファイルが閲覧できる。 ⇒×:DNS(Domain Name Server)とは、インターネット上でのコンピュータの名前にあたるドメイン名を、住所にあたるIPアドレスと呼ばれる4つの数字の列に変換するコンピュータである。個別のリンクに関する記述までは管理しない。 |
(ウ) | Webブラウザ上で電子メールの送受信を行うWebメールでは、SNTPプロトコルを利用してメールの送受信を行う。 ⇒×:Webブラウザ上で電子メールの送受信を行うWebメールでは、SMTPプロトコルを利用してメールの送信、POPプロトコルを利用してメールを受信する。 |
(エ) | Webブラウザのアドレス欄において、URLで指定した閲覧先のWebサーバ内のファイルは、POP3プロトコルによってWebブラウザ側のPCに送信される。 ⇒×:Webブラウザのアドレス欄において、URLで指定した閲覧先のWebサーバ内のファイルは、HTTPプロトコルまたはHTTPSプロトコルによってWebブラウザ側のPCに送信される。 |
設問7
解答:エ
(ア) | XMLデータベースには、管理方式としてネイティブ方式とハイブリッド方式があるが、両者ともリレーショナルデータベースの機能を持つ。 ⇒×:XMLデータベースには大きくわけて「ネイティブ型」と「ハイブリッド型」の2タイプがある。ネイティブ型は、階層構造のXMLデータを専門に扱うことを目的としたデータベース。ハイブリッド型は、RDBにXMLデータを扱う機能を加え、これら2種類のデータを区別なく扱えるように設計されたデータベース。リレーショナルデータベースの機能を持つのは、ハイブリッド型だけである。 |
(イ) | 外部スキーマとは、データベースのデータを記憶媒体にどのように格納するかを記述したものである。 ⇒×:外部スキーマは、データベース利用者に必要なデータの定義である。データベースのデータを記憶媒体にどのように格納するかを記述したものは内部スキーマである。 |
(ウ) | 第一正規形とは、主キー以外のデータ項目が主キーによってのみ特定できる形式をいう。 ⇒×:第二正規形とは、主キー以外のデータ項目が主キーによってのみ特定できる形式をいう。 |
(エ) | リレーショナルデータベースを管理するソフトウェアをRDBMSと呼ぶように、オブジェクト指向データベースを管理するソフトウェアをOODBMSと呼ぶ。 ⇒○:OODBMS(Object-Oriented Database Management System)は、オブジェクト指向データベースを管理するソフトウェアである。 |
設問8
解答:イ
(ア) | PC−AからLAN対応プリンタで印刷したい場合、プリンタをスイッチングハブ−Eに接続し直す必要がある。 ⇒×:1つのLAN上で全部が通信可能な状態にあるのでスイッチングハブ−Eに接続し直す必要はない。 |
(イ) | PC−AとPC−Dとの間でデータ交換の速度が遅い場合、PC−Dをスイッチングハブ−Eに接続し直せば速度は上がる可能性がある。 ⇒○:PC−Dをスイッチングハブ−Eに接続し直せば、無線LAN対応ブロードバンドルータなど別の装置を介さないのでデータ交換速度が速くなる可能性がある。 |
(ウ) | インターネットに接続したいPCにはグローバルIPアドレスを割り当てなければならない。 ⇒×:無線LAN対応ブロードバンドルータは、IPマスカレード(NAPT)を有している。IPマスカレード(NAPT)は、インターネットに接続された企業などで、一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有する技術である。すなわち、必ずしもグローバルIPアドレスを割り当てる必要はない。 |
(エ) | 無線LAN内臓ノートPCからデータをLAN対応ハードディスクにコピーしたい場合、ノートPCをスイッチングハブ−Eに有線接続しなければならない。 ⇒×:ノートPCは無線LANによってすべての機器と通信可能である。よって、ノートPCをスイッチングハブ−Eに有線接続する必要はない。 |
設問9
解答:ア
(ア) | GIF、PNGは静止画象を扱うデータ形式で、データの圧縮を行って保存する。これらのデータ形式は、元のデータが完全に再現できる可逆圧縮方式を採用しているので、圧縮したデータを元に戻したい場合、画像の劣化が起こらない。 ⇒○:正しい。 |
(イ) | JPEG、TIFF、MIDIは静止画像を扱うデータ形式で、ワープロソフト上でこれらのデータを取り込んで表現力の高いプレゼンテーション用資料を作成することができる。 ⇒×:MIDI(Musical Instrument Digital Interface:電子楽器デジタルインタフェース)は、電子楽器や音源とコンピュータ相互に演奏データをやりとりするための企画、データ形式である。 |
(ウ) | MPEG1、MPEG4、MP3は動画を扱うデータ形式で、Webブラウザによってダウンロードする際は、ストリーミング方式によりデータをダウンロードしながら視聴することができる。 ⇒×:MP3(MPEG Audio Layer-3)は、デジタル技術によって音響データを扱うための圧縮技術の1つであり、それから作られる音声ファイルフォーマットである。 |
(エ) | WAVE、WMA、BMPは音声や音楽などを扱うデータ形式で、データの圧縮を行って保存する。インターネット上での音楽配信によく利用される。 ⇒×:BMP(BitMap)は、:Windowsが標準でサポートしている画像形式である。 |
設問10
解答:イ
(ア) | 並び替えがASC(昇順)である。 |
(イ) | 正しい。 |
(ウ) | 【C:WHERE】 AVG(販売数量) 【D:DESC】となり、構文が正しくない。 |
(エ) | 並び替えがASC(昇順)である。 |