トップページ経営情報システムトップページ過去問題 >平成20年度問題

平成20年度1次試験問題:経営情報システム

設問11

 ある企業A社では、インターネットによって社員間の情報共有を推進するために、自宅パソコンからのアクセス、携帯竜話からのアクセス、カフェなどでの無線LANによるアクセスなど、多様なネットワ-ク接続で自社システムを利用できる環境を実現している。これに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) A杜のホームページにHTTPSでアクセスして、 ID、パスワードを入力して接続し、データの送受信を行っているが、これだけではデータは暗号化されていないので、機密情報の共有には問題がある。
(イ) VPN技術を用いると、インターネットもあたかも専用線のようなイメージとなりセキュリティも確保される。
(ウ) 携帯電話のインターネット接続サービスを用いてA社ホームページにアクセスする場合、専用のブラウザを携帯端末にあらかじめインストールする必要がある

(エ) 自宅パソコンからA社のシステムのメールサーバにアクセスして、メールの送受信を行うためには、自宅パソコンのIPアドレスとMACアドレスが必要になる。

解答を確認する

設問12

 顧客へのWebサーバによる各種サービスを中断しないようにするためには、サーバコンピュータの信頼性を向上させることが課題である。一般の廉価なパソコンをサーバとして用いる中小企業が多いが、その信頼性が問題となる。万が一に備えて、メインのサーバと同機能のサブのサーバを並列化して利用することを検討している。メインのサーバの信頼性が90%、サブとするサーバの信頼性が70%とするならば、並列化したシステムの信頼性として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 63%
(イ) 80%
(ウ) 97%
(エ) 99.5%

解答を確認する

設問13

 情報システムの設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) DFDは、デ-夕の流れその時間的情報を記述する手法であり、要件定義の際に用いられる。
(イ) ER図は、データベース設計を行う際に利用される記憶領域の配置を検討するために用いられる。
(ウ) STD(状態遷移図)は、外部設計や内部設計において、画面設計などに用いられる。
(エ) UMLは、ウオータフォール型システム開発において統一的に利用できるシステム記述言語である。

解答を確認する

設問14

 ある事業所で、受発注処理や商品管理に関わる業務の基幹となるシステムが古くなってきたので、事業所の業務をよく知るソフトウェアハウスが主体となって、ウォ一夕フォール型システム開発方法論によって新規のシステムを開発することにした。システムの移行を円滑に行うためにはシステムテストが必要になる。これに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 事業所側も、システムを構成するモジュールテストをソフトウェアハウスで行う段階から原則として参画しなければならない。
(イ) 想定される最大業務負荷に耐えられるかどうかを確認するシステムテストを、事業所側でも行う方がよい。
(ウ) ソフトウェアハウスで行うテストとして、とにかく最初にシステム全体を完成させて、システムテストを行う方がよい。
(エ) ブラックボックステストをソフトウェアハウスが行う場合、事業所側は今まで例外処理されていたデータだけをテストデータとして提供する。

解答を確認する

設問15

 ある企業B社では、役員の確定申告に際して電子申告を奨励することになった。電子申告を始めるためには、最初に開始手続を行うが、その手続きの1つとして認証機関から電子証明書を発行してもらう必要がある。この電子証明書についての説明として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 公開鍵で暗号化された文書を復号する際には、通常は私有鍵が使われるが、電子証明書がついている公開鍵であれば、その公開鍵で復号することができるという利点を持っている。
(イ) 公的個人認証用の電子証明書を発行するのは信頼のある公的機関であることが必要であり、具体的にはGPKI(政府認証基盤)がその役割を担っている。
(ウ) 電子証明書は、データの作成や送付をしたのが本人であることを証明するために、送付するたびに認証局より自動的に発行される。
(エ) 電子署名などに使う公開鍵が本人のものであることを証明するのが、電子証明書の役割である。

解答を確認する

設問16

 情報システムは、日常的経営活動だけでなく、競争戦略的にも役割期待が高まっている。しかしその一方で、情報システムへの不正アクセスや情報漏洩(ろうえい)などにより、ともすると企業の存続さえ脅かす問題を発生させる危険性もはらんでいる。そのため, ITガバナンスの重要性が叫ばれ、 ITに対する強力な内部統制プログラム構築への意識が高まっている。このようなプログラムの特徴として、最も不適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 効率性(efficlency)は失われるが、有効性(effectiveness)の高いオペレーションが実現できる。
(イ) 知的資産が流出するのを防ぎ、企業における競争力を一層維持することが可能になる。
(ウ) 適時に質の高い情報を用いることが可能になるため、一層合理的かつ有効な(effective)意思決定を実現できる。
(エ) プライバシー保護などの他の同窓についての法令遵守にも役立つ。

解答を確認する

設問17

 インターネットによるサービス提供の主要技術となったWebサービスは、 4つの主要技術から構成されている。以下のa〜dの説明と、その説明に適する用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

  プログラムからWebサービスを呼び出すためのインタフェース情報
  Webサービスを登録・検索するための仕組み
  Webサービスの文書をHTTPで交換する通信規約
  コンピュータが文書のデータ構造と内容を解析できるようにした表現形式
【解答郡】
(ア) 【a】:SOAP 【b】:UDDI 【c】:WSDL 【d】:XML
(イ) 【a】:UDDI 【b】:WSDL 【c】:XML 【d】:SOAP
(ウ) 【a】:WSDL 【b】:UDDI 【c】:SOAP 【d】:XML
(エ) 【a】:XML 【b】:SOAP 【c】:UDDI 【d】:WSDL

解答を確認する

設問18

 近年注目されているアーキテクチャであるSOA (Service Oriented ArchlteCture) の説明として、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) 開発効率を重視して、 XMLベースの部品を柔軟に組み合わせて構築するアーキテクチャである。
(イ) 既存のハードウェアとソフトウェアを付加価値ペースで組み合わせて,顧客の個別ニーズに適合するシステムとして再版する事業アーキテクチャである。
(ウ) サービス業界における業務体系のシステム開発アーキテクチャである。
(エ) 実装技術を汎用性の高いJavaに限定・統一した開発アーキテクチャである。

解答を確認する

設問19

 システム開発における設計フェーズには、次のような作業が含まれる。これらの作業順序として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

  各設計フェーズに基づいて、開発工程別に作業単位を積み上げた工数の算出
  開発所要期間の見積結果と本番運用開始時期との整合性確認
  要員単価表による開発コストの算出
  ファンクションポイント法などの生産性持株や類推法に基づいた工数の算定
【解答郡】
(ア) a→b→c→d
(イ) a→d→c→b
(ウ) d→a→b→c
(エ) d→c→b→a

解答を確認する

設問20

 当社は、アセスメントモデルによる評価を踏まえで情報システムの評価を行おうとしている。経済産業省の「アセスメントモデル活用ガイド」(平成18年12月)では、組織やプロジェクトのプロセス改善活動のアセスメントについての指針を提示している。この指針について、最も適切なものはどれか。

【解答郡】
(ア) アセスメント結果を第三者に公開するための自己アセスメントは、独立アセスメントでなければならない。
(イ) アセスメント参加者は、アセスメントを受診する際に,問診(インタビュー)を受けるが、プロセスの作業生産物を見せる必要はない。
(ウ) プロセス能力評定にはABCという3段階順序尺度を使う。
(エ) プロセス能力評定にはSWOR(Strength, Weakness, Opportunlty, Risk)分析を用いる。

解答を確認する

Copyright(C)Katana All right reserved.