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平成18年度1次試験解答:運営管理

設問21

解答:イ

建築基準法に関する問題である。

建築基準法第2条
特殊建築物 学校(専修学校及び各種学校を含む。以下同様とする。)、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、市場、ダンスホール、遊技 場、公衆浴場、旅館、共同住宅、寄宿舎、下宿、工場、倉庫、自動車車庫、危険物の貯蔵場、と畜場、火葬場、汚物処理場その他これらに類する用途に供する建築物をいう。
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設問22

解答:エ

(エ)商圏とは当該商業施設が客を吸引できる地域を指すが、自施設の商圏を戦略的に設定するための体系的方法を示したのがライリー・コンバースの法則である。
→×:ライリー・コンバースの法則とは、ライリーの法則(ある地域から2つの都市A、Bへ流れる購買力の比は、AとBの人口に比例し、その地域からAとBへの距離の2乗に反比例する)を用いて2つの都市の商圏分岐点を算出する方法であり、「自施設の商圏を戦略的に設定するための体系的方法を示した」ものではない。

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設問23

解答:ウ

正しい組合せは次のものである。

業態名 業態についての説明
パワー・センター 商品のアイテム数を絞って徹底した品揃えを行い、低価格で販売する専門店のことである。
ファクトリー・アウトレット メーカーが工場の近くで過剰生産品を直売したことから始まり、販売店が単に売れ残りを販売することもある。
ホールセール・クラブ 会員制を採用して、倉庫形式で店舗は低コストでつくり、商品はケース単位で販売するのが一般的である。
ハイパーマーケット 大型のスーパーマーケットで顕著な安売りをするのが特徴。倉庫式の店舗で徹底したセルフ方式を採用している。

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設問24

解答:ア

CAO(Computer Assisted Ordering:自動発注システム)とは小売店が自店の売上データ(POS情報)をコンピュータで分析して、自動的に商品を補充発注するシステムである。

(ア)CAOの導入により、安全在庫を考慮する必要がなくなる。
→×:CAOを導入し、自動発注しても安全在庫を考慮し設定する必要がある。

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設問25

解答: イ

共同物流とは、メーカー等が個別に行っていた物流を複数のパートナーと共同して行う物流の仕組みのことである。
@物流コストの削減 A物流品質の向上 B環境問題への対応

(ア)共同物流は共同輸送の分野において多く実施されている。
→○:多く実施されている。
(イ)共同物流では、通常、物流委託対象事業者が減少するのでなく増加する。
→×:共同物流では、通常、物流委託対象事業者は減少する。
(ウ)共同物流により納品サービスレベルの向上が期待できる。
→○:共同物流のメリットは、@物流コストの削減、A物流品質の向上、B環境問題への対応などがある。
(エ)共同物流により物流コストの低減が期待できる。
→○:共同物流のメリットは、@物流コストの削減、A物流品質の向上、B環境問題への対応などがある。

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設問26

解答:ウ

物流センターに関する問題である。

(ウ)一括納品方式は、商品をあらかじめ店舗別に仕分けして物流センターに納品する場合が多い。
→×:一括納品方式では、「商品をあらかじめ店舗別に仕分けして物流センターに納品する」といった手間のかかる方法は採用されない。

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設問27

解答:設問1:エ 設問2:ア

(設問1)
平均在庫率(売価)=(600+1000)÷2=800
商品回転率(売価)=2500(順売上高)÷800=3.125.....=3.1

よってエが解答である。

(設問2)
原価=300+2000=2300
売価=600+3000=3600
原価率=2300÷3600=0.638......=63.9
期末棚卸高(売価)=1000×63.9=639千円

よってアが解答である。

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設問28

解答: ウ

(ア)メニュー価格制を導入すると、多頻度小目配送が抑制される。
→○:多頻度小目配送は高価格である。よって抑制される傾向がある。
(イ)メニュー価格制を導入すると、多様な物流手段を選択しやすくなる。
→○:正しい。自分自身に適した物流手段を選択する。
(ウ)メニュー価格制を導入すると、納品サービスレベルが上昇する。
→×:メニュー価格制と納品サービスレベルの因果関係は認められない。
(エ)メニュー価格制を導入すると、物流コストの透明性が高まる。
→○:正しい。

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設問29

解答:ウ

消化仕入(売上仕入)とは、商品等が納品されたときに仕入計上するのではなく、その商品等を使用・費消したときに仕入を計上する方法で主に百貨店などで使用される。

(ア)消化仕入における商品展示会などの在庫資金負担や盗難などのリスクは、納入業者が負う。
→○:消費者が商品等を使用・費消するまでは所有権は納入業者にある。すなわち在庫資金負担や盗難などのリスクは納入業者が負う。
(イ)消化仕入における商品の所有権は、店頭において消費者が商品を購入するまで納入業者側にある。
→○:消費者が商品等を使用・費消するまでは所有権は納入業者にある
(ウ)消化仕入は、商品の持ち込み方式ともいわれる。
→×:消化仕入(売上仕入)には「商品の持ち込み方式」という別名はない。
(エ)消化仕入は、搬入商品が売れる都度仕入れが立てられ、その代金を支払う仕入形態をいう。
→○:消化仕入は、搬入商品が売れる都度仕入計上され、納入業者に代金が支払われる。

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設問30

解答:ア

売場レイアウトに関する問題である。

(ア)エンドは非計画購買比率が高いので、通過率の売上高への影響は軽微である。
→×:エンドとはゴンドラのいちばん端のことである。エンドは人の目につきやすく非計画購買比率が高い。すなわち売上高への影響は重大である。
(イ)商品の売上は視認率の影響が大きく、視認率は通過率や立寄率に比例する。
→○:視認率とは、店舗内のある売場に立ち寄った来店客が、その売場に陳列されている商品に目を止める比率のことである。視認率は通過率や立寄率に比例する。
(ウ)通過率の高い場所に商品を陳列すると、その商品の販売力は向上する。
→○:通過率が高くなると、視認率も比例して高くなる。その結果、その商品の販売率は向上する。
(エ)店内の主動線上では、通過率の高い動線手前が優位置となり、動線奥になるに従って通過率が下がり劣位置となる。
→○:動線奥になるに従って通過率が下がる。その結果、商品の販売力は低下する。

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