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経営戦略の構成要素

経営戦略とは、企業を取り巻く環境との関わりについて、企業を成功に導くために何をどのように行うかを示したもので、企業に関与する人たちの指針となりうるものである。
経営戦略の構成要素としては次のようなものがある。

経営戦略の手順は次のとおりである。
@「何をするか」を決める⇒ドメインの決定
A「どのようにするか」を決める⇒資源展開の決定
B競争優位性シナジーを追求する

過去問題 過去問題

ドメイン(事業領域)

 ドメインとは、事業領域のことであり、企業の生存領域を示すものである。企業(全社)レベルの「企業ドメイン」、事業レベルの「事業ドメイン」、また戦略を強く表明する「戦略ドメイン」など、さまざまなレベルで使われている。
 ドメインの確立(つまり定義)は、現在から将来にわたって、「自社の事業はいかにあるべきか」を決定することであり、経営戦略の重要中心テーマの1つである。

ドメインが狭すぎる場合 ドメインが広すぎる場合
  • 顧客のニーズに適合できない
  • 将来の発展の芽を摘む可能性がある
  • 無意味な競争に巻き込まれる可能性がある
  • 限られた経営資源と努力の 分散を招く

資源展開

資源展開とは、経営目的を達成するための資源配布のパターンである。

競争優位性

競争優位性とは、企業が領域決定と資源展開パターンを通じて競争者に対して築く独自性である。

シナジー

シナジーとは相乗効果のことである。シナジーには次のものがある。

販売シナジー
既存の販売経路、販売組織、販売ノウハウの利用によって得られるシナジー
生産シナジー
既存の生産設備、技術ノウハウの利用によって得られるシナジー
マネジメントシナジー
既存の経営管理能力の利用によって得られるシナジー
 
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